【テニプリ】黄蝶【男主】 (ページ42)

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「「「すみませんでした！！！」」」

東京に帰ってきた次の日、朝練に行くと体育館の前で土下座をして頭を下げる2年生が3人そこにいた。

「バスケ部としての自覚を持て。人として君たちの行動は―――」

「青井」

俺の前に立った青井が3人に説教を始めたが、長くなりそうだったので俺がそれを遮る。

「「「か、神凪先輩……」」」

「君たち、反省してる？」

「は、はい！！」

「「もちろんです」」

朝練の時間は迫っているのだ。

あまり長い説教は勘弁。

それに、彼らに説教は必要ない。

「なら、自分たちがしなきゃいけないことわかってるんじゃない？」

「「「……え？」」」

俺の言葉に前の3人ははてなマークを浮かべる。

何、わかってないの？

「君たちは掃除をさぼって1年生の邪魔をした」

「「「……ッ！！！」」」

「1週間、学園内をくまなく掃除。それまで部活には来なくていい。それぐらいのケジメはつけて当然じゃない？迷惑をかけたのは俺らにだけじゃないんだよ？」

一見優しく言っているようだが、優しさなんて微塵もない。

俺は規律を乱す奴は償いをするまでは許さない。

これも、彼らのためなのである。

彼らがそんな罰を受けている原因。

それは俺らが立海に練習試合に行く前日の部活前に起こった出来事。