第4話 転入生�� Side:コナン ページ10
担任が連れてきたのは漆黒の髪の、すごく綺麗な顔立ちをした少年。
名を【沖矢A】と名乗った。
なんと俺の隣の席になり、世話を頼まれた。
世話とは、教科書を見せたり、移動教室をしたりだろう。
「よろしくね、江戸川君」
笑顔で挨拶してきた彼に軽く返すだけ返した。
彼が【カルア】である可能性はかなり高い。
もしそうだとしたら、変に動かない方が良いのではないだろうか。
でも、少年探偵団の話だと、昴さんが甥っ子だと言っていたと。
【沖矢昴】に甥っ子はいない。
いるとすれば、それは【赤井秀一】の甥っ子だ。
しかし、その甥っ子が沖矢を名乗るメリットは？
ダメだ。
今朝の安室さんの話で、頭の中に【カルア】の存在がありすぎる。
もし【カルア】が俺と同じ薬を飲んだとしたら。
子供が通れるくらいの通気口。
そこから出れたのではないだろうか。
むしろそれしか方法は考えられない。
では、昴さんと彼の関係は……？
「…ん？…わ君？江戸川君？」
まずい。
考え込みすぎた。
「な、何？」
「教科書、見せて欲しいんだけど…。体調悪いの？」
下から覗く彼の瞳にドキッとした。
頭の中を覗かれた。
そんな気がした。
とりあえず大丈夫な旨を伝え、算数の教科書を机と机の間に置いた。
今日昴さんを訪ねてみよう。
きっとそこで真実がわかる。
灰原は…。
とりあえずいいか。
彼女を危険に巻き込むわけにはいかないから。
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夏生莉緒(プロフ) - ミアさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新頑張りますね^ ^ (2019年4月29日 18時) (
レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - とっても、面白いです＾＾ 頑張って下さい (2019年4月29日 18時) (レス) id: ba2dc2fbad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏生莉緒 | 作成日時：2016年8月15日 15時
