第4話 転入生�� Side:コナン ページ11
その日の夜。
夕飯を食べた後、俺は蘭やおっちゃんにバレないように探偵事務所を出た。
もちろん向かう先は我が家。
インターホンを押せば、昴さんがドアを開けてくれた。
「どうしたんだい？こんな遅くに」
さして不思議がっていない昴さん。
用件はわかっているのか、いないのか。
「昴さんに、少し聞きたいことがあって」
そう言えばすぐに家に入れてくれた。
玄関には昴さんの靴の他に子供用の靴。
彼の物だろう。
「麦茶しかないけど」
【昴さん】から【赤井さん】になっている。
大丈夫だということだろうか。
もしかして、FBI関係？
「A君は？」
「今風呂に入ってるよ」
今がちょうどチャンスだ。
彼がいない間に聞いておきたい。
「彼は一体何者ですか？」
「君らしくないね。答えを急いでる」
確かに急いでる。
でも、あとは確証を得るだけなんだ。
「俺の中での可能性は4つ。
まず1つ目は、赤井さんの本当の甥っ子。
2つ目は、路頭に迷っている彼を保護し、住まわせているだけ。
でも、赤井さんの状況から、正体がバレた場合、危険に晒されるかもしれないのに彼を預かったり保護したりするとは考えられない。
だから、この2つはない。
3つ目は、FBI関係の保護しなければならない子。
赤井さんの正体がバレる可能性が高いこれは考えにくい。
となると、1番可能性が高いのは、最後の…組織から抜け出した【カルア】という少年」
その名前が出た時、赤井さんの唇がほんの少しだけ上がった気がした。
「すごいね、流石、名探偵だ」
ビクリと背筋が震える。
その声は、目の前の赤井さんのものではなく、今日初めて聞いた、例の転入生のものだった。
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夏生莉緒(プロフ) - ミアさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新頑張りますね^ ^ (2019年4月29日 18時) (
レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - とっても、面白いです＾＾ 頑張って下さい (2019年4月29日 18時) (レス) id: ba2dc2fbad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏生莉緒 | 作成日時：2016年8月15日 15時
