第59話 黒�� ページ3
行動が早かったためか、この家を見張られている様子はない。
真っ暗な闇に、黒の服は溶け込んでくれた。
元の姿に戻ったとはいえ、まだ大人とは言えないこの姿では、夜中出歩いていれば補導されてしまう。
今補導されるわけにはいかないのだ。
フードを深く被り、幼さの残る顔を隠す。
ネオンが煌めく街は、酔っ払いであふれていた。
その中に、見覚えのある車が。
やはりこの街に来ていたか。
心臓がドクンと音を立てる。
クルリと体の向きを変え、車から離れるように歩き出そうと足を踏み出せば、後ろから発せられた冷たい声。
「鬼ごっこは終わりだ、クソガキ」
背中には硬くて冷たい何かが当てられている。
言わずもがな。
こんなところで出す代物ではないだろう。
そんなことされなくたって逃げやしないのに。
「アニキ！って、何してるんㇲか！？」
うん、阿呆っぽい。
口に出ていたのか、サングラスの男は不機嫌を隠しもしない。
「なんなんㇲか、このガキ」
髪を引っ張られ、目深に被っていたフードが外れる。
「……ッ！！」
僕の顔を見たサングラス男が息を止めた。
「コードネーム、カルア。組織一の天才だ」
お褒めいただき光栄です、幹部殿。
手に持っていた写真と僕の顔を見比べる。
「実物の方が……」
この人、本当に阿呆だ。
それ、今言うことなの？
怒られるよ。
ほら、今、銃を持つ手に力が入った。
よしてよ、僕は何も悪くない。
第59話 黒�� Side:ジン→←第58話 失踪�� Side:コナン
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真昼 - こんなに私の理想の夢小説あるなんて、、、、。本当に最高です！更新頑張って下さい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (2022年5月5日 20時) (
レス) @page42 id: 5b53c5bf5f (このIDを非表示/違反報告)
やまは(プロフ) - すごく面白くてシリーズ一気読みしてしまいました！これからも更新待ってます！！応援してます！ (2022年2月27日 9時) (レス) @page42 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
夏生莉緒(プロフ) - ぽんさん» レス遅くなりすみません！大好きだなんて、本当鼻血が出そうなほど嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年6月22日 19時) (レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 更新ありがとうございます！毎日読み返すほど大好きです！これからも頑張って下さい！ (2019年5月20日 0時) (レス) id: eadf73325c (このIDを非表示/違反報告)
夏生莉緒(プロフ) - テトリスさん» 応援ありがとうございます！とても嬉しいです^ ^これからもよろしくお願い致します！ (2019年5月19日 20時) (レス) id: 178bcf1535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏生莉緒 | 作成日時：2018年9月16日 10時
