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「んま、そーいうことらしいから、よろしく！」
盛大に反抗してた割にはアッサリだな。
彼は俺のもとまで来ると握手を求めてきた。
ジッとその手を見つめていると、右手を取られた。
「俺、安藤翼！」
サラッと名前だけ述べた彼はそのまま俺の手を引いて席へ戻っていった。
俺は隣に座らされる。
「Aは何のアリスなんだ？ちなみに俺は影操りね！」
「…そのうちわかる」
「階級は？まだ決まってないのか？」
普通バッヂが付いている場所にそれがなかったため、そう思ったのだろう。
あれ、取りに行かないとな。
「あぁ、階級っていうのは…」
「…スペシャル」
確かそう言ってたか。
「へ？…す、すげーーー！！」
只今授業中。
小声で訪ねてくる翼(そう呼べと言われた)に簡単に返していたらいきなり大声を出すものだから、周りの生徒だけじゃなく先生までこちらに注目してしまった。
彼は一生懸命弁明しているが、俺は我関せずで。
「翼、何にあんなに驚いてたんだ？」
授業も終わり、前に座っていた男の子と女の子が振り向いて、女の子の方が翼に訪ねた。
「ふッ…驚くなよ！なんと、Aの星階級はスペシャルなんだ！！」
翼の言葉に2人は翼と同じ反応をした。
すごい、すごい、と。
スペシャルってそんなに凄いのか？
と思っていたのもつかの間。
「スペシャルだって」
「えー、嘘でしょ。初等部でスペシャルなんて」
「実際バッヂ付けてないじゃん」
「転入生だからって目立とうと嘘ついてんじゃね」
そんな会話が聞こえる。
ここでは大半がそう思うようだ。
実力主義…
本当、俺の嫌いな言葉。
嫌いな制度。
でも、きっとあの3人はそうじゃない。
そう感じた。
「どこ行くんだよ」
「…トイレ」
授業始まるぞー、と叫ぶ翼を無視して居づらい教室をでた。
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もこ(プロフ) - 初コメ失礼します！私男主の愛され大好物なので嬉しいです！学園アリスのキャラ全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (2023年4月27日 7時) (
レス) id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
夏生莉緒(プロフ) - 璃愛さん» 応援ありがとうございます！！なるべくお待ち頂くことが無いように頑張りますので、引き続きご愛読のほど宜しくお願いします(^_-) (2016年10月2日 21時) (レス) id: 16237760bc (このIDを非表示/違反報告)
璃愛(プロフ) - こんばんわ！学園アリス大好きなのでしかも男主なんてとっても嬉しいです！更新頑張ってください (2016年9月24日 22時) (レス) id: 88d36349c8 (このIDを非表示/違反報告)
夏生莉緒(プロフ) - 狂さん» お待たせして申し訳ありませんm(__)m 頑張ります！！ (2016年9月23日 20時) (レス) id: 16237760bc (このIDを非表示/違反報告)
狂(プロフ) - とても楽しみにしています（；＿；）更新ずっと待ってます（；＿；） (2016年9月23日 18時) (レス) id: 7768e397b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏生莉緒 | 作成日時：2016年7月10日 14時
