前作6月18日のアクセスが70越えていて発狂してスマホ投げて壊しそうになった作者の作品です。ではタイトルいきます。/目でもほじくってよーく見とけ。これが天下一のかぶき町じゃぁぁぁ!!![リニューアル]
目覚めの時 ページ27
沖田「...チサ」
チサ「この声は、隊長...ご無事...でしたか?」
病室に入って驚いたのは、あいつが目覚めていたことだった。声は掠れており、あの頃の美しい体型とは変わってひどく痩せていた
チサ「まだ...目は見えないんです。でも視界は少しずつ戻っている気がします」
沖田「よかった...ちゃんと動けるようになったら、飯もたっぷり食え。それと...改めて言わせてもらってもいいか」
俺は痩せ細ったチサの手を優しく握り、指輪を填める
沖田「俺と結婚してほしい。」
チサ「...はいっ、もちろんです。あなたと同じ道を歩ませてください」
沖田「あっ、土方さんは招待しませんぜィ」
チサ「今も副長の座を狙っていたりするので...?」
沖田「ああ。」
チサ「ふふっ...なら私も...お手伝いいたします」
沖田「元気になったらな。」
土方「...山崎、あんパン買ってこい。あとマヨネーズ10個」
山崎「病気になりますよ!?」
...急に目覚めた?
『はい。松陽さん忙しいと思いますけど、特別に病院開いときますので。松陽さんと朧さんぐらいなら入れますよ』
『...ありがとうございます。終わり次第すぐに向かいますね』
暗い廊下を一人で歩く。朧は盟友と会うらしく、彼女と会うのは遠慮した
たどり着いたのは、ネームプレートがない静かな病室。沈黙を破るように、病室の扉を開ければ...
松陽「...こんばんは。琲世さん」
「お久しぶりです。松陽さん」
盟友「...」
朧「高いところが好きなのか?」
ターミナルの上で江戸を眺める一人の女性に声をかける。多分...今まで死んだ者たちの顔を思い浮かべているのだろう
盟友「ずっと旅をしていると、何故こんな道を辿ったのか。何故彼らは幸せになれなかったのか...何度も考える。本当なら...世界を救うだなんて大袈裟な事より、彼らを助けたかった」
朧「盟友にあるまじき言葉だな」
隣に座りながらそう言葉を発する。
盟友「...いつまでも落ち込むのは...ダメだよね」
それとすれ違うように、盟友は立ちその場から去ろうとする
だが朧はその手を離そうとしない
盟友「...朧さん?」
朧「俺も...少しぐらいなら手伝ってやらなくもない」
盟友「...本当に...優しい方なんですね。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2018年6月17日 19時