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小山｢最近E組に行ってないか？｣
｢私の大切な友人がいるからね。学秀！お前私の友達に悪口言ったら許さないからな！言ったら全員地下アイドル巡りだぞ！？｣
荒木｢それだけは嫌だ！！！｣
学秀｢はぁ...学校ごと人質にとられてる気分だ。｣
｢〜♪｣
渚｢...こ、こんにちは。｣
学秀｢...｣
｢挨拶！｣
学秀｢こんにちは。｣
｢すみませーん！トリプルチーズバーガー三つお願いしまーす！｣
両者地獄。まさかもう一人の友人が成績トップの人だなんて思わなかった。E組どころか周りを一番見下していそうな...そんな感じがする。
学秀｢君を見下したら地獄が始まる。｣
渚｢は、はぁ...もしかして地下アイドル...｣
学秀｢君も嫌だろう。｣
渚｢いえ、僕はむしろ...それでAに救われたようなものですし...｣
｢...びぐるず入っでだ...｣
学秀｢まだ食べる前でよかったな。ほら、そこだけ食べてあげるよ。｣
半信半疑だったけど、ああやって人のものを食べてくれるのは中々いない。間違いなくAの友人だ。
渚｢(また嘘泣き。)｣
｢そういえば、私の親がまた喧嘩したんだよねー。だから二人とも気分転換にってことで、アメリカに旅行しちゃった。｣
学秀｢後先考えない人か...｣
｢そうそう！私のことも考えないでだよ！？帰ってきたら全力で謝ってくるから、それが面白いんだけどねー♪｣
...そういえば、彼女の両親も変わった人だった。子を置いていくなんて育児放棄じゃないのかって疑ってしまうけど、本当は子供のことを大切に想う優しい人たちだ。
彼らの悪い癖は前より改善されてるけど...今回はだいぶ大きな喧嘩をしたらしい。
｢玉子焼きにかけるのは醤油かソースかで喧嘩してさー｣
｢｢規模が小さい！！！｣｣
｢小さくないよ？これは家族の仲を破壊しかねない、重要な問題だから！｣
学秀｢...平和でいいな。｣
｢どんなに小さいことでも、ちゃんと解決していかないとダメだよ？自分からパートナーに合わせつつ、パートナーも自分に合わせなきゃ生きていけないんだから。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2020年12月9日 22時
