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｢こんにちは！｣
怪物｢おや？Aさん、昼の授業は大丈夫なんですか？｣
｢私は普段からサボり魔ですから。それにこんな美人なら勉強しなくても優秀なんですよっ♪｣
その声は一部の生徒たちを怒らせる。それを理解しないで、Aはよく自分の自慢をしてくる。
ねえ...いつになったらそれをやめてくれるの？
前原｢邪魔しに来たのかよ。｣
｢...あっ...ご、ごめんね？そういえばこういうの、禁句だったね...｣
寺坂｢こっちに来るなら礼儀ぐらい弁えろよな...｣
渚｢(あ)｣
一瞬顔が歪んだ、気がする。
でもいつもの笑顔に戻り、担任となった怪物と楽しく話していた。
｢触手なりけり！？面白い！私もやる！｣
...ごめんね、A。こんなことを思うなんて...僕は友人失格だ。
あの時無理矢理僕を引っ張ったのは、母親のストレスに囚われないようにするためだったんでしょ？それなのに、僕は何度か酷いことを言ってしまった。なのに僕の友人として関わってくれた。
｢どんな感じにしようかな...♪｣
渚｢...｣
怪物｢おや？もう出来ましたか？｣
茅野｢...！｣
もう大丈夫だよ。酷い怪我にはなるだろうけど、こいつさえ殺せばAと一緒の校舎に通えるかもしれない。
その大金があれば、僕たちは戻れるかもしれない。Aと、ただの友人として話したい。
怪物｢言ったでしょう？もっと工夫を＿＿＿＿｣
本命は、僕の首にぶら下がった手榴弾。
｢渚！！！｣
渚｢...あれ...？｣
怪我をしていない。膜のような、変なものがまとわりついて鬱陶しい。もしかしてこれのおかげで、僕は守られた...？
｢...馬鹿渚...｣
渚｢A...き、危険だよ！なんで僕のところに走って...｣
怪物｢危険なのは君もですよ、渚君。｣
渚｢...！｣
すごい怒っている。ああ、わかった。この膜は先生の脱皮なんだ。先生は生徒である僕の命も...守ってくれたのか？
怪物｢首謀者は君ら三人...｣
｢先生｣
怪物｢なんだ？｣
｢渚を守ってくれて、ありがとうございます。｣
...Aがそう言うと、先生はすぐ落ち着いてくれた。何にも恐れない彼女の度胸に驚いたけど、やっぱり怖い。
どうしてこの状況でも怖くないの？
｢...渚、もうこんなことやめてね。あの三人は後で私がよーく言い聞かせるから。｣
渚｢それだけはやめよっか！？本当に三人とも死んじゃうから！｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2020年12月9日 22時
