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ただ、同時に傷ができても泣かない子だから少し不気味だった。
烏間｢成功報酬は100億円。暗殺の成功は地球を救うことなのだから。｣
｢金！！！あっ、でもこの世の宝を失うのは辛い...ちょっと絵を描いてもいい？｣
渚｢自由か！！！｣
彼女はどんな状況でも楽観視して、この程度で泣くことは許されないと幼い頃から自分に言い聞かせたらしい。何のアニメを見て影響されたのか知らないけど、その心意気は立派だと思う。
ただ...何年も泣くところを見ていない。僕から相談してもらっているのに、彼女は相談してくれない。自宅でも一切泣かず、寝るときも笑っている。
渚｢ほーら、ちゃんと席について。後ろに用意してもらってるんでしょ？｣
｢えー！渚の隣がいい！｣
渚｢はいはい、いいからいいから。｣
...彼女が泣く瞬間って...いつなんだろう？
｢ただいま！｣
学秀｢...授業に参加するのか！？｣
｢今日はするよ。何故なら気分がいいから！｣
榊原｢高原ゆみって子が事務所スカウトされたからね。古参ファンとして舞い上がっているのだろう？｣
荒木｢洗脳されたか...？｣
榊原｢された。｣
｢それもあるけど...今日は中華料理割引キャンペーンの日なんだよ！学秀、お前来いよ！｣
学秀｢ハァ！？｣
｢これは強制だからね。小さい頃から無愛想なんだから、たまには中華料理を食って元気にならないと♪｣
学秀｢僕は無愛想じゃないっ...！｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2020年12月9日 22時
