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蜂須賀｢...！｣
渚｢...やった...剣が折れてくれた！｣
十分どころじゃない。三十分もかかってしまった。でも...勝てたんだ。僕があの人に...
蜂須賀｢拳でも戦えるって言いたいところだけど...渚、よくやったね。｣
蜂須賀先生の想いが落ち着いたのか、凍っていたものが全て元通りとなった。一つ気がかりなのは殺せんせーだ。こういう時は必ず真っ先に止めるはずなのに、殺せんせーは止めなかった。
あの人は...何かを知っているのだろうか？
蜂須賀｢...何千回、何万回だって...あの子の姿を見たかった。本当なら私が先に見れていたのに、私にはあの子の泣き声しか聞こえなくて...怖い思いをさせてしまった。｣
渚｢...僕が必ず守ります。それから蜂須賀先生、これから僕に剣を教えてください！暗殺のためにも、これからの自分のためにも学びたいんです！｣
蜂須賀｢渚くん...ええ、わかったわ。あなたが望むなら厳しい稽古をつけてあげる。｣
赤羽｢渚君だけ強くなるのも癪だし、烏間先生がいない間は俺たちにも教えてよ。｣
蜂須賀｢...うん、馬鹿三人は少し不満そうだけど...君たちに教えてあげる。殺せんせー、君も殺されないように気を付けた方がいいよ。｣
殺せんせー｢そうですねぇ...恩師であるあなたが言うのなら、私も気を付けますよ。｣
...恩師？蜂須賀先生が？
蜂須賀｢やっぱり私への呼び方は変えてくれないんだ。...ちなみに一時間コース追加できるけど、どうする？｣
渚｢...さ、参加します！｣
蜂須賀｢ふふっ、冗談よ。そんなに動いたら脱水症状が起き｣
誠二郎｢A｣
蜂須賀｢......｣
誠二郎｢さっき地面が凍っていたんだが...詳しく聞かせてもらおうか。｣
蜂須賀｢ぴえんな僕は何も知りません。｣
殺せんせー｢この人がやりました！！！｣
蜂須賀｢売られたぁぁぁ！！！｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2020年12月9日 22時
