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黒の剣士、茅場という男が生み出したSAO事件に存在したプレイヤーのことだ。今この世界に存在するSAOは誰も死なないが、昔はログアウト不可能仕様となっていた。
外部の人間が無理やりログアウトさせる、一定時間通信が繋がらない、HPが全損...これらが起きればプレイヤーの脳は焼かれ、現実世界から退場するという過酷なデスゲーム。
黒の剣士はその中で生き残ってきたプレイヤーで、プレイヤーたちをゲームから解放した英雄だった。
明日奈｢お帰り、和人くん！ユイちゃんも楽しかった？｣
ユイ｢すごく楽しかったです！｣
｢駅前まで迎えに来てくれてありがとう、明日奈お姉ちゃん！｣
...その黒の剣士と、もう一人の英雄と呼ばれる閃光...その二人が今、僕たちの目の前にいる。
学秀｢一回殴り合うか？｣
荒木｢これは何に見える？｣
学秀｢チョキ｣
荒木｢よし、正常だ。｣
明日奈｢...！Aちゃん、その指の怪我は...！｣
｢...道で転んで折っちゃったんだ！前よりドジするようになっちゃった！｣
明日奈｢...言えるようになったら、いつでも言ってね。私たちはあなたの味方なんだから。｣
｢えへへ...ありがとうっ♪｣
渚｢おはよう、A。まさかE組になったって言わないよね...？｣
｢まだまだ成長していくよ！実際に落ちそうになったことはあるけど...学秀が知らないうちに守ってくれたみたい。｣
成績がよくても、授業に一切参加しないような奴がいれば本校舎の士気が落ちると思ったのだろう。
でも学秀がそれを止めた。私のお母さんが止めに入らなかったら、暴力事件が起きてた可能性もあるらしい。
｢...渚の携帯に送られてる写真の子、転校生？｣
赤羽｢へぇ？Aよりいいじゃん。｣
｢お前から暗殺してやろうか？｣
渚が見ていた女の子は可愛らしかった。なんだか嫌な予感はするけど...気のせいだろう。
蜂須賀｢...明後日まで私が？｣
烏間｢申し訳ありません。急用が入ってしまって...｣
蜂須賀｢いいや、大丈夫だよ。あの世界を、二十年後の世界のこともよろしく頼むね。｣
烏間｢はい、わかりました。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2020年12月9日 22時
