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蜂須賀煌。彼はお父さんとお母さんに引き取られた子で、当時から学生だったのに殺しの依頼を引き受けていた。
煌｢小山と瀬尾、お前らには華が足りない。彼女がいるならこの花でも渡しておけ。｣
小山｢...これは...月下美人！？｣
煌｢の、模型。俺が細部までこだわって完成させた花なんだぜ...♪｣
瀬尾｢すっげーな...お前の家族？知り合い？なのかわからないが...器用すぎるだろ。｣
｢そりゃあ私の家族だからね♪｣
英恵｢榊原、お前には美の才能があると見た。テメェにはこの化粧道具一式をくれてやる。｣
英恵、彼は私に妹として接してくれる。事故で幼馴染みを失った影響もあるんだろうけど、私はそれが嬉しかった。
英恵｢お前は後でな。｣
｢うん！｣
有馬｢浅野と荒木、君たちは今度高級レストランに連れていってあげるよ。是非家族も呼んできてくれ。｣
荒木｢ほ、本当ですか！？｣
有馬ユキ...下の名前が女っぽいのは、とある理由がある。
非公式の孤児院に預けられ、その場所でユキという少女に出会った。その少女から託された名前らしい。
有馬｢...ただいま、ユキ。｣
そのユキという少女は、孤児院の悪い人たちに殺された。脱走して自由になろうとしただけなのに、何度も殴られて蹴られた。それから何年も遺体は見つからなかったけど、お母さんの活躍で彼女は見つかった。
学秀｢ず、頭蓋骨にキス...｣
有馬｢僕とユキは一心同体なんだ。愛してるよ、ユキ...｣
誠二郎｢そんなことをしていたら、友人に白い目で見られるよ。｣
蜂須賀誠二郎、私のお父さんだ。胡散臭いことだけが取り柄に等しい。以上。
誠二郎｢なんか嫌なことを言われた気が...とりあえず、今日の晩御飯は決まったのかい？｣
蜂須賀｢今から料理するよ。その前に義手と義足の調整、お願いね。｣
榊原｢目を瞑ろう。｣
学秀｢了解。｣
お母さんは右目を失明している。右足は幼い頃に戦争で失い、右腕は襲撃事件で失った。それでもまだ現役なのだから、いつも驚いてしまう。
｢...新しいのに変えたんだね。｣
蜂須賀｢うん。和人のおかげで性能も立派だよ。｣
煌｢お前らも一緒に食うか？食うなら俺が軽く作ってやるよ。｣
学秀｢あー...僕たちは...｣
｢そっちの家族に連絡を入れる準備は万端だよ♪なんなら理事長には言ってある。｣
学秀｢逃げ道塞ぐの早いな！？...わかったよ、ここで食うよ。｣
榊原｢(強制で決まった...)｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2020年12月9日 22時
