. ページ23
修学旅行、それは学生にとって最高のイベントである。
素晴らしい青春が楽しめる...と、思ったのに...
｢...お前らは恋愛対象じゃないから。｣
荒木｢その口を縫い付けてあげようか？最近裁縫を習っているから心配ないよ。痛みを感じる暇もなく縫ってあげよう。｣
｢冗談はさておき、来週はただの修学旅行じゃないって知ってるよね？私のお母さんの恩人さんに挨拶するの。｣
学秀｢...｣
学秀と理事長はわかる。こいつは絶対に利益しか考えていない。
この学校にあの人を取り込み、更なる飛躍を望んでいるようだけど...
｢博士、協力する気ないんだって。｣
学秀｢なっ...！？｣
｢それからもう一つ、私の所属するこの班にスペシャルゲストが来ます！来週をお楽しみに♪｣
蜂須賀｢...うん、君は動きがいいね。烏間もいい教えしてるね。｣
烏間｢いえ、先生に比べれば...｣
蜂須賀｢謙遜不要。殺せんせー、烏間とイリーナがお世話になってます。｣
殺せんせー｢ヌルフフフ...こちらこそお世話になっています。｣
竹林｢蜂須賀さんの強さの秘密...知りたいですね。｣
蜂須賀｢いいや、総合なら烏間が優秀だ。私は実戦で人を殺めるくせに、そのくせ何も守れなかった臆病者。...教え子には到底追い付けないね。｣
渚｢...｣
蜂須賀さんこそ謙遜してるんじゃ...うっかり本音が出るところだった。
さりげなく出た"人を殺めた"というワードに重みがある。ビ ッチ先生も彼女の何かを知っているのか、僕たちに顔を見せようとしてくれなかった。
蜂須賀｢...どんな形であれ、友人が生きているのは嬉しいけどね。今も元気にしてるかな...｣
煌｢母さん、殺せんせーの弱点を知っている生徒はここにいるんだな？｣
業｢...？もう一人子供いたんだ。｣
蜂須賀｢ああ、あれは血の繋がってない息子。殺し屋だよ。｣
渚｢殺し屋！？自衛隊の息子が！？｣
煌｢...俺の天職はこれだと確信したからな。今もあの三人に心配されてるよ。｣
...とりあえず、今は充実している...らしい？
蜂須賀｢修学旅行が終わったら帰ってきなさい。たまにはリモートで飲み会でもしましょう...♪｣
煌｢了解。そういや、ユージオとアリスとメディナは？｣
蜂須賀｢彼らも戦争から帰還する。一人も死ななかったから、彼らも大満足の状態で戻ってくるわ。｣
煌｢よっしゃあ！お祝いにステーキでも買っちゃおうかな...♪｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琲世 | 作成日時：2020年12月9日 22時
