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「...よし、これだけでいいね。松岡!車を出して!」
松岡「ああ。...まだ退院して二日だぞ。無理はするな」
「コトバなら外国でも守ってくれるでしょ?私も護身用の拳銃があるし...」
七種「Aさん!...私もいつでもお助けします。ビデオ通話で必ずそちらの様子を見せてください。」
「わかった。家族を迎えに行ってくる」
幼少の頃から共にいた家族を、私が救う。私を助けてくれた家族を私が助けるんだ
なんであんな危険な場所に身を投じたのかはわからない...それでも私は...!
英智「...ちゃんと仕事はしてるけど、九州方面には向かっているみたいだ。心配だな...」
弓弦「此方にも中継するよう頼みました。ビデオ通話を繋げると同時に、食堂に設置したモニターに映される筈です。」
彼女は僕たちとは少し違う。その業...みたいなものだろうか
英智「...彼女、僕の誕生日の時に指輪をくれたんだ。」
弓弦「もしかして、毎日身に付けてるそれは...」
英智「だけどプレゼントだけが理由じゃない。彼女が帰ってくるって、僕は信じている。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年12月7日 5時