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ウォーカー｢確認をします。患者情報、手術する場所、手術の方法、麻酔科医、看護師は？｣
確認を済ませ、自身の緊張を静める。私が医者になろうと思ったのはご主人様のためだ。もうご主人様を死なせたくない...だからこそ、此処にいる。
アイドルの輝きに魅了され、何かが変わろうとした麻美様。もしかしたらご主人様との関係も良好になってたかもしれないのに...
ウォーカー｢...これより手術を始めます。｣
松岡｢ごめん！遅れた！｣
｢北海道に来たから、たまには知り合いの顔を眺めたかったんだね。呼び出しちゃってごめんね？｣
松岡｢いーよいーよ。俺も無理言って休暇もらいたいところだったし...ん？北海道に来た理由って彼奴らとの旅行か？｣
英智｢面と向かって話すのは初めてですね。夢ノ咲学院生徒会長、天祥院英智です。｣
蓮巳｢副会長の蓮巳敬人です。｣
松岡｢二人に会えて嬉しいな。左腕を折られたって聞いたけど...平気か？｣
｢私は大丈夫だね。みんなに助けてもらってるからね｣
松岡｢...お前ら、もうすぐで高校卒業だろ。アイドル...続けるのか？｣
英智｢はい。ファンとアイドルの幸せのために、僕たちはこれからもアイドルを続けます。｣
...そういえば、私はまだ将来が決まってなかった。どんな決意を胸に抱いても、夢がなければ何も始まらない。
｢...私は...これからもみんなのプロデューサーとしていたい。事務所が違えど、共に皆とこの時を過ごしていたい。死ぬまで共に頑張ろうと、大事な友人と約束した。｣
松岡｢いい返事だ。世界一位なだけあるな｣
｢一位と夢は関係ないね。誰になんと責められようと、誰に拒否されようと私はこの道を歩む。あの世で麻美にザマァみろって言ってやれるぐらいにね。｣
松岡｢本当...高校生が言うことか？ところで堺の件だが...なんとか四月までには釈放できそうだ。世間にも広めてないし、夢ノ咲学院での彼奴の履歴も消せそうだ。少し髪と顔を変えちまえば...｣
｢彼奴はそんなことを望まないと思うね。ともあれ、堺はちゃんと更正させてくれよ？｣
松岡｢保証しよう。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2019年11月27日 22時
