音 ページ9
「赤子しか狙われない...二歳以上の子は狙われてないみたい」
善逸「じゃあ俺ら死なないよな?死なないよな!?」
赤子を庇った家族は皆殺し、という情報だけはあえて教えない。これ以上煩いと、確実に任に支障が出てしまうからだ。ヘタレ以上のヘタレなんていらない
「...肉なら大人の方があるのに。」
善逸「エッ!?」
「そろそろ夜だから、出現場所が多いところを回るよ。一人で」
善逸「一人で!?」
「出来なかったら殴るけど大丈夫?嫌いだから」
善逸「既に心の臓に深く突き刺さってるよ!!!」
「出来たら結婚してあげるよ?」
善逸「よっしゃァ!!!」
...絶対にしないけど、女好きのヘタレにはちょうどいい嘘だ。私たち鬼殺隊は、何があろうと使命を全うしなければならない。こんなのに構っている余裕はないのだ
あの火事だって...馬鹿親がしたことじゃないと思ってる。そう信じたい
「それじゃあまた後で...おっと」
無惨「...」
「すみません...急いでますので。ホコリとかは付いていませんか?」
無惨「いえ、付いていませんよ。これから家に戻りますので、それでは。」
「...いい男だったね。都会の人?」
善逸「都会行ったら人が多いんだろうな...絶対に吐く...」
「吐くなら路地でお願い。今吐く?」
善逸「は、吐かせて...音がさっきから気持ち悪いんだ...」
「音...か」
生まれつき、目はいい方だ。修行している時に私の目は何かを捉えるようになり、稀に人や鬼の影が映る。
その影は過去、未来で起こった出来事を再現しているみたいで、影が転べば私も転ぶ。地中に埋まろうとすると、地中を掘る影が見える。どのタイミングで見えるのかはさっぱりだ
おそらくはこの金髪も...
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年6月22日 21時