良くもなく、悪くもない人生だ ページ40
俺は高を愛している。だから姉に弟と妹を殺させた。あの二人さえいなければ、高はもう一度俺を見てくれると確信していた。
...その計画は、一人の鬼によって狂わされた。無惨さえいなければ、俺の幸せな生活は崩されなかった
荼津「...彼奴のせいで。」
「起きた...」
荼津「胸揉ませて」
「永久に眠りたいならどうぞ。お前アレだろ、家の呪いとか関係なく女好きだろ」
荼津「それもある。女の太ももと胸に囲まれながら、幼女を拐いたい」
「殺していい?」
正一「ダメですよ!それよりも善逸さんが...善逸さん!」
正一君が善逸を起こしている間、男の痣ができた部分を手当てしている。屋敷から野生の生き物のような影が出てきているが、それを無視して男を叩く
荼津「いッッたい何故!?」
「存在が気持ち悪い」
荼津「治療したいのかな?殺したいのかな!?」
「呪いを断ち切るが為に殺してやる」
荼津「...」
?「猪突猛進猪突猛進猪突猛進!!!」
「「うるっせェ!!!」」
?「ヒャッハァァァ!!!」
ドアから出てきた猪を蹴り飛ばす。___さっき見た化け物だ
「お前は暫く黙ってろ!鼓膜が破れるわ!!!」
荼津「俺の妻をこんな暴力女に仕立て上げて...許さねェぞ!!!」
「誰がお前の妻だ!?善逸の妻の方が安心だよ!!!」
善逸「将来の結婚相手...!」
?「...この気配...見つけたぜェ!!!」
猪は箱に向かって突進する。あの箱は炭治郎の命より大事なもの...
善逸「やめろ!」
「善逸...」
荼津「...鬼殺隊としての覚悟が足りないらしい。」
善逸「この箱は炭治郎の大切なものだ!」
?「ごちゃごちゃうるせェ!それは始末しなくちゃいけないんだよ!」
善逸「俺が炭治郎と話すから...」
?「お前ごと斬るぞ!わかってるのか!?その箱の中には鬼がいるんだぞ!」
善逸「そんなこと最初からわかっているよ!!!」
___最初からわかっていながら、善逸は禰豆子を護ろうとしている。
だからどうしようもなく...変に心臓の音が煩い。気持ち悪い。
善逸「俺が炭治郎と話す...お前らは引っ込んでいろ!」
荼津「そうか...これは鬼殺隊の決まりに反する。粛清してやる」
「斬らせない!!!」
荼津を投げ飛ばし、善逸を庇う姿勢をみせる。それをこの猪が許すわけがない
?「テメェ...」
荼津「君を斬ることは難しい...困ったな」
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年6月22日 21時