我妻善逸 ページ4
入ってわかった。もう少し森の中で過ごしてればよかった
「そっかあ...うん...私が死ななかった理由わかる...そりゃ家の方が人がいる確率あるもんな...人がいない山で普通過ごさないよな...」
一日目で確実に死ぬ。そう悟った瞬間に、男の子の悲鳴が聞こえた。段々近づいてくる気が
善逸「助けてぇぇぇぇ!!!」
「お前かよ!!!」
善逸「女の子なのに暴言!?お前絶対女に女装した男」
「...弐の型・改、横水車」
金髪の首ごと切り落とす覚悟で技を繰り出すが、地面に落ちたのは鬼の首だけ。善逸は運よく避けれたらしい
善逸「あ、ありがとう...」
「...」
善逸「その目なに!?俺をなんだと思ってるの!?」
「この世に生まれるには早すぎるヘタレ」
善逸「断言するよ!最低最悪の暴言を吐いたのはお前が初めてだ!!!とりあえずもうすぐで死ぬからこの場で結婚してくれ!!!」
「...」
善逸「その光のない目で見るな!!!」
ここまで恥を晒すヘタレがいるなんて、初めて知ってしまった。暫くはこいつが私の足にくっついてきて、何故修行中に木から落っこちて逝かなかったのか等と考え始める。それぐらい気持ち悪い
善逸「ひぃぃぃっ!?」
「血と剣...誰か死んだ。」
善逸「何で!?普通なら俺が真っ先に死ぬだろ!?」
「運」
善逸「ですよね知ってた!!!ちゃ、ちゃんと埋葬した方が...いいよな?見張ってくれよ!?」
刃を見てみるが、まだそこまで欠けていない。この程度ならまだ使えるだろうと判断し、刀だけを持ち帰ることを決めた。
一日目でこんなに死者が出るなんて...予想していなかった
「死体はないから、破れた着物を代わりに埋めておこう。私そんなに詳しくない」
善逸「俺も...なあ、俺の事護ってくれるよな?さっきも助かったし...俺...」
「さてと、朝日が昇る前に死ぬことを祈っておくね」
善逸「俺の対応少しやりすぎてない!?それが普通!?」
64人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:琲世 | 作成日時:2019年6月22日 21時