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男女を食う鬼 ページ23
西の町では、男女を見境なく食う鬼が二匹いる
鎹鴉の情報によれば、その暴食は更に悪化してきているらしい。このままではこの町の人々は全員...そう考えれば考えるほど、鬼舞辻への憎しみが増していく。
冨岡「...死体が山となっている。鬼に食い散らかされ、町の人々が此処に集めたんだろう」
「後で埋葬してあげなきゃ...」
先刻少女に一つの花を譲られた。"みんなにあげて"という言葉を思い出し、死体の山の前に花を添える
なんでもこの花は、異国から伝わったものらしい。
冨岡「行くぞ」
「...相変わらず説明が足りない。それだから他の人に嫌われるんじゃないの?義勇兄」
冨岡「善処する」
「絶対にしてね。」
私の記憶に、この花の存在は記憶されていた
スノードロップ。花言葉は慰め、希望、恋の最初のまなざし。そして死に関連する花でもある
あの少女からは、何の曇りもない綺麗な影が見えた。無垢な少女だった。...無垢だからこそ、あの花を持っていたことが恐ろしかった
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年6月22日 21時