男の影 ページ14
「手伝わせて!何処から切り落とす!?拘束よりそっちが速い!」
炭治郎「確かに一時的になら...でもリスクがある。それにこの人が可哀想だ!町中で刀を抜くのも危険すぎる!」
「最悪な状況...ずっと影がこの人を纏っている。」
炭治郎「影...?」
ハッキリと見えている。あの男性から出ていた影は、この人に寄生し続けている。離さないように強く掴んでいるのだ。
炭治郎「鬼舞辻無惨!!俺はお前を逃がさない!!!何処へ行こうと絶対に!!!」
「警察が来た。この人を引き渡そう」
炭治郎「くッ...」
炭治郎に鬼を任せ、気になることがあったからさっきの男を追いかけた。あの影は何なのか...どうしても知りたかった
あの人が鬼舞辻無惨かもしれない
「...人混み吐く...無理路地に行こう...ごめん炭治郎...すぐ吐いてくる!!!」
綺麗に吐き終えた後、誰かにバレる前にその場を離れた。ハッキリと見えるうちに影を辿っていき、男を探しにいく
暫くすると少し静かになった道で、その人の奥さんと娘が変な物に乗ろうとしていた。よくわからない何かだが、私が田舎者すぎるのがいけないのか?
無惨「...君、先刻あの少年のところに居たはずでは?」
「一つ聞きたくて...名前をお伺いしてもいいですか?」
無惨「...」
その人は黙って私を見つめるだけ。...それもそうか。自分の正体なんて明かすわけがない
「申し訳ありません...もう一つ聞かせてください。さっきの男性と、どんなご関係があるのですか!?」
無惨「ないよ。退いてくれるかい?」
「すみません...」
怖かった
この人から変な影が見えたから。私を支配するような勢いで近づいてきていたから。
炭治郎「A、此方だよ」
「うん...」
男が何処かに消えてしまい、炭治郎がすぐに駆けつけてくる。炭治郎に案内されるがままに、少女がいた場所まで戻った
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年6月22日 21時