検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:13,302 hit

【あの人は色々すごい】 ページ6

先程、中学の時から結構お世話になってる先輩に遭遇した。


牛島Aさん、ウシワカの妹と結構有名だ。


ずばぬけた観察力、目に物を言わせぬ洞察力。





さすがウシワカの妹と言うべきか、圧倒的な能力の高さ。


及川さんが一目置く理由もよくわかる。





「あの人、白鳥沢のマネなだけあってすごいんだろうね」

「おう、実際すげぇぞ。多分ヘタしたら、及川さんより厄介な人だ」

「なにそれ、怖いんだけど」





無駄な位ポジティブな及川さんでも、Aさんのあの目だけはどうしても無理みたいだ。


中学の時、白鳥沢とあたる度にそれを嫌っていたことを覚えている。





「……たまに、及川さんより性格わるい部分出るけどな」

「……僕、その人苦手かも」

「まぁ最初は俺もそうなると思ってた、けど」





続きの言葉を言おうとしたら、少し遠くで日向の声がした。


あいつ、ここまで聞こえる位ってどんだけ声でかいんだよ。


日向への少しの苛立ちは、その場を見てすぐに消えていった。





「白鳥沢のマネなんですか!?」

「そうだよー、あと大声出したらダメだからね」

「あ、すみません!」

「でも、白鳥沢のマネなんてすごいですね!」

「まぁ中学からやってるからね、お兄ちゃんもいるし」





まさかのAさんがいた。


帰ったんじゃなかったのか、しかも今度は日向と山口ときた。


後輩に超優しいと評判のAさんだけど、日向のあのテンションについていけるのか。





「日向くんの中学の試合見たけど、すごいよねあのジャンプ力。ビックリだよ」

「あざっす!」

「山口君は、やっぱ緊張のしすぎだから緊張しないこと考えよう」

「やっぱそうですよねぇ……」

「でも、二人とも伸びしろはまだまだあるから、期待してるよ!」





Aさんから言わたら、やる気と自信しかつかないだろうな。


俺も中学の時言われて、自信しかつかなかった。


それに、安心感がある。なら焦る必要はないっていう、安心感。





「あ、じゃあ私はそろそろ帰るね。お兄ちゃんに用もあるし」

「はい!またアドバイスしてください!」

「うん、じゃあね二人ともー」





果たしてライバル校にアドバイスなんてするのだろうか。


……いや、するな。あの人すげぇ優しいからする。





並外れた能力に加え、後輩に優しいときた。


やっぱ、あの人色々すごい。

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←【後輩はなぜこんなにも可愛い】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 白鳥沢
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ボカロなう(プロフ) - 新作おめでとう!更新頑張ってな! (2016年2月29日 7時) (レス) id: 668a3b13a0 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー!!Love - 更新頑張ってください!お願いします! (2016年2月29日 6時) (レス) id: eb54ea2db0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:コスモス | 作成日時:2016年2月28日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。