そうだ、日常を覗いてみよう【ハイキュー】 (ページ5)

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【後輩はなぜこんなにも可愛い】ページ5

それは、私が部活の備品を買いに行ったときの事。

まぁ、部活後に行ったというのもあるが、こんな偶然あるだろうか。

「……あれ、影山くん？」

「え？あ、お久しぶりです」

「お久しぶりです」

なんと、兄のライバルの後輩がいました。

・

「Aさんも買いものっすか？」

「そうだよー、部活の備品買いに来たんだ」

「そういえば、Aさんは結局白鳥沢に？」

「まぁね、お兄ちゃんに誘われてたし」

ヤバいな、影山くん成長しても可愛い。

多分白鳥沢の事聞きたいのか、少しソワソワしてる。

なんなの私教えちゃうよそんなの。ダメなんだけどさ。

「それより、影山くん一人なの？」

「いえ、向こうの方にあと三人います」

「確か、日向くんと山口くんと……あっ、月山くん」

「月島です」

「アッそうだったね」

ごめんね、名前覚えるの得意じゃないんだ。

可愛い後輩の名前を覚えるのは得意なんだけどね。

だから影山くんの名前とかその日に覚えた。

「ちょっと王様、なに一人だけサボってんの」

「サボってねぇよ」

「……あっ、もしかして王様の彼女？君もやるねー」

「あっ、違います。ただの……ただの……なんて言えばいいんだろう」

「ウシワカの妹さん。中学の時少し世話になった先輩だ」

それだ。

私の立場って何かと複雑だから説明しにくいんだよね。

それで白布に大笑いされたのはつい最近の事だ。だがこのネタは約一年ツボっている。

「牛島Aです、白鳥沢で男子バレーのマネやってます」

「……月島です。初めマシテ」

「初めまして、月島くん」

なんだこの可愛い後輩は。

ツンデレかな、絶対その部類だ。

あぁ、烏野はこんな可愛い後輩いて羨ましい。工も充分可愛いんだけどさ。

「月島くんの事は色々聞いてます。クレバーブロッカーなんですね」

「えっ、いや別に……」

「ブロッカーとして一番大切なのは冷静な判断力、月島くんにはその素質が充分にあります」

「いや、熱くなるが嫌いなだけで……」

「これから、頑張ってください。それでは、またね影山くん」

「はい」

口ではあんなこと言ったけど、心は暴れまわっているぞ私。

もう月島くんなんなのほんと可愛い白鳥沢おいで。

「……イイ先輩だね」

「及川さんにも気に入れられてるしな」

「(まぁ、敵に回すと一番厄介な人だと思うけど)」