五条悟の妹は性格が悪いらしい

15話 ページ16

翌日


私は珍しく遅刻せずに席につく


金田一「珍しいな五条が朝から来るなんて」


「私をなんだと思ってんの？」


失礼だろこいつ


金田一「性格悪い美人」


「お前言うようになったな？面貸せ殺す」


担任「お前らうるさいぞ！！」


金田一「すいません！！」


こいつまた怒られてやんのー








金田一「また五条のせいで怒られたじゃねーかよ！！」


「はぁ？らっきょうが話しかけてくるからでしょ？私のせいにしないで」


この会話前もしたな…



国見「A」


声をかけられ目線を向けるとそこには昨日のやつがいた


「えーと国見か、何か用？」


こいつ他クラスだったよな勝手に入ってきていいのか？


国見「俺あの変なのまだぼんやりと見えるんだけど」


まじかよ


金田一「それほんとか？俺はもう見えてねーけど」


国見「はっきり見えるってわけじゃないけど影みたいなのが」


「はぁ…あんま見んなよ？襲われて死ぬぞ」


金田一「さらっと怖いこと言うなよ！！」



ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ


国見「やべっ」


金田一「俺まだ準備できてねぇ！」


チャイムがなったあと二人はバタバタとしていた


あいつら最初私のこと嫌ってたよな？なんて考えながら目を閉じ眠りに入った







放課後


金田一「……い……おい…おい！！起きろ！」


体を揺さぶられ意識が浮上する


「あぁ？」


金田一「もう放課後だぞ？寝すぎじゃね？」


うるせぇな、あんま寝れてねぇんだよ


「別にいいでしょなんでも」


これから部活の時間…あいつ(未里花)に会わなきゃなんないのが一番嫌だ！！



てかなんで私がマネージャーやんなきゃなんないのよ




重い足を動かし体育館を開けるとそこに泣いてバレー部員に囲まれているあいつ(未里花)がいた


及川「ねぇ、いい加減にしてくんない？」



ｺﾞﾝｯ





は？？今殴られた…？



「あ゛？」



及川「そんなに未里花を虐めて楽しい？」


全く持って記憶がないんだが



「私やってないけど」



及川「嘘つくなよ虐められたって未里花が…」



「虐められたってそいつが言えば虐めたことになんの？」


及川「でも泣いて…」



「泣いたら嘘が真実にでもなんの？泣いたら私を殴る理由にでもなんの？」



及川「それはっ……」



ダル、話になんない


「ほんっとクズだな」


このままコイツらといたら私はコイツらのこと殺しそう


私は黙って体育館から出ていった

16話→←14話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す