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Aside
優「こんな遅い時間まで何してたの？」
「勉強です」
優「うえー真面目だね、俺の方が勉強しなきゃやばい立場なのに笑」
そう言った優斗先輩は「ちょっと待ってて」って言って小走りでどこかへと向かって行った
ボーッと陸上部が練習しているグラウンドを眺めていると自転車を押しながら「お待たせ」って優斗先輩がきて
優「一緒に帰りたかったんだけど、自転車取りに行く前に言うべき言葉だよねこれ笑」
頭をガシガシ掻きながらお茶目に笑う優斗先輩がなんだか可笑しくて自然と頬が緩む
そこから家までの道のりはすぐだった
相変わらず色んな話をしてくれる優斗先輩
その話に私が笑うと優斗先輩も嬉しそうに笑う
まだ会って数日しか経っていないのにこんなにも自然に馴染んでくる優斗先輩はきっとクラスの中でも愛されキャラなのだろう
「じゃあ、私家ここなんでお先に失礼します！」
優「え、もうAちゃんの家！？」
優斗先輩も私と同じで時間が経つのが早く感じていたらしい
優「じゃあ、また明日！」
自転車のカゴの中に入れてくれてた私のスクールバッグをはい！って渡してくれて
笑顔でブンブン手を振りながら自転車に跨ってどんどん遠ざかっていく優斗先輩
そんな先輩が見えなくなるまで私も手を振り返す
先輩が完全に見えなくなったところで家の中に入っていった
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作者名：りり | 作成日時：2020年4月24日 17時
