私に彼氏ができない理由【Ryuto.S】 (ページ20)

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Aside

あれから無事ジュースを買って龍我くんとバイバイって別れて自分の教室に戻って

先に戻ってたらしい夏樹にジュースを手渡す

『ありがとうー！お金渡すね、てかA遅くなかった？』

「あ、お金いらないよ、実は1年の子にジュース奢ってもらったんだ」

実は夏樹の分のジュースも買ってくれた龍我くん

ほんとに優しすぎて頭があがらない

『え！？A1年に知り合いいるの？』

財布を取ろうとバッグをゴソゴソ漁っていた夏樹が勢いよく顔を上げる

「いや、この間たまたまぶつかっちゃった子で...」

『えー！なにそれ！詳しく聞きたい！』

なぜか目をキラキラさせながら私を見つめてくる夏樹にこの間あった出来事を大まかに説明する

『なにそれ絶対その子Aに気あるじゃん！』

「気なんてないよ笑」

『ね、名前は？』

「佐藤龍我くん、だよ」

作「へぇー、んで、そのポニーテールは龍我にしてもらったの？」

「うん、龍我くんにしてもらった...って龍斗！？」

いつのまにか後ろにいた龍斗

ニコニコしながら私に問いかけてるけど...

目が...笑ってない

『Aいつ気づくかなーって思ってたけど全然気づかないのね、笑』

「龍斗がいること知ってたの！？早く言ってよ！」

1人驚きを隠せてない私を見ながらケラケラ笑う夏樹

てか、

「なんで龍斗ポニーテールしてもらったってわかったの？」

作「制汗剤、」

「へ？」

作「Aから男物の制汗剤のかおりがする、それにA不器用だからそんなに綺麗に結べないだろうし、いつもより位置が高い。不審点だらけだと思ってまさかって思ったらほんとに結んでもらったんだね、信じらんない」

『探偵か』

「信じらんないって...別にいいじゃん...」

怒られてるような気がして落ち込みながら唇を尖らせているといきなり髪の毛を解かれる

「え、なんで解くの！？」

作「他の人に結んでもらったポニーテールとか嫌だ、俺が結び直す」

『え、私なに見せられてるの？』

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優斗くん全然出てこなくてごめんなさい( ; ; )そろそろ登場します～！