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Aside
佐「名前覚えててくれたんですね！もう会えないかと思ってました！」
どことなく嬉しそうにキラキラスマイルをこちらに向けてくる佐藤くん
うぅ、眩しい
「あ、この間はごめんね？龍斗に連れてかれたから佐藤くんにちゃんとお礼できなくて...」
佐「いや！全然大丈夫ですよ！ていうか！龍我って呼んでください！！！佐藤っていっぱいるからなんか特別感ないんで！」
なんか語尾に全部ビックリマークついてる気がする、元気すぎて圧倒される私
佐「あ、ごめんなさい...急にうるさかったですよね」
かと思えば今度はわかりやすく元気がなくなって
なんか、
「ふふっ...笑」
佐「え、なんで笑うんですか！？」
「いや、なんか面白いなぁって笑」
佐「面白いって...でも笑った顔めちゃくちゃ可愛いですねA先輩、笑顔が見れて俺嬉しいです」
「へ...？」
急になんの前触れもなく可愛いなんて言われたから間抜けな声を出してしまった私
佐「あれ、先輩顔赤くないですか？今日暑いですもんね、これさっき買ったやつなんで飲んでください！」
目の前に差し出されたお目当ての炭酸
「いやっ！悪いよ、これは佐藤くんが飲んで？」
佐「龍我、」
「え？」
佐「龍我って呼んでくださいってさっき言ったじゃないですか！」
それと同時に無理やり手に持たされる炭酸
「龍我、くん、？」
そう呼ぶとまるで効果音がついているかのようにニマーって口角が上がる佐藤くん
佐「やったぁ！君付けだけど先輩の名前呼びゲットー！」
大袈裟に喜ぶ龍我くんを目の前に自然に私も笑みが溢れる
「そんな名前で呼んでほしかったの？笑」
佐「A先輩の名前呼びほど特別なものなんてないですよ」
なんの恥じらいもなく発せられる言葉にトクっと心臓が鳴る
あれ、
なんでこんな私ドキドキしてるんだろう、
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作者名：りり | 作成日時：2020年4月24日 17時
