私に彼氏ができない理由【Ryuto.S】 (ページ17)

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Aside

「あっついなー...」

5月中旬、今日の朝天気予報で30度近くまであがるっていってたのはほんとだったみたいで

まだ衣替えしていないためブレザーを着用しなくてはいけなくてすごく暑い

「あ、炭酸飲みたい」

『急に？笑』

お昼休みの時間いつも通り夏樹と机を合わせてお弁当を食べていたが暑さのせいなのか思うように箸が進まず

「ちょっと買ってくるね、夏樹なんか飲みたいのある？」

『私も行くよー』

一緒に自販機へと向かう

『確か炭酸売ってる自販機って1年のフロアにしかないよね』

「階段降りなきゃ行けないのか、暑い...」

『ほら、運動運動～』

夏樹に肩を押されながら階段を降りていくと向かい側からきたおじちゃん先生

先「お、ちょうどいいとこにいた」

どうやら夏樹の部活の顧問らしく

先「今日から始まる体験入部で2年生に伝えてほしいことあるからちょっと職員室まできて」

『ごめん、A！あとでお金渡すから私の分も買ってきてほしい！』

「うん、大丈夫だよ買って先に教室戻ってるね」

そのまま夏樹と別れて1人で1年のフロアに足を踏み入れる

目当ての自販機までいくには1年の教室の前を通んなきゃ行けなくて足早に通り過ぎる

『ねぇ、見て』

『2年生？』

私の方を見てこそこそ話されてる気がするけど、、

きっと気のせいだよね？

「年下怖いなぁ...」

そりゃあ2年生が1年のフロア歩くことなんて滅多にないもんね、やっぱり夏樹のこと待って一緒にくればよかった

『A先輩！』

あぁ、幻聴まで聞こえてきたよ...

『、A先輩！！！』

「わぁっ...！？」

どうやら幻聴じゃなかったらしい

後ろから肩を掴まれて小さく震え上がる

恐る恐る後ろを振り返ると

「あれ、佐藤くん？だっけか？」

そこにはニコニコした佐藤くん？の姿