秘密。【石川界人 完結】

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貴方side



界人くんの車の中は空気が最悪だった。




『界人くん…？』


石川｢…なに？｣


『ごめんね、』


石川｢いや、色んな男にね？モテるのは彼氏としても誇り高いし、いいんだけど…｣


『ごめんね、』


石川｢Aさんは悪くないでしょ？｣


『うんん、悪いの』







きっと界人くんは、匠が一方的に私に思いを寄せていると思っているんだと思う。







『元彼…なの。』


石川｢え、？｣


『あの人島津匠って言ってね、81のマネージャーさんで、だから私も今でも関わりはあって、でもずっと今まで隠してきた。ごめんね、』


石川｢何から何まで言えとは言わないけど……
その、、知らないともしものことがあったりしたらびっくりするし、だから。｣


『言う。全部』


石川｢そうしてくれるとありがたい…です｣


『敬語って‪w』


石川｢うるせぇ〜‪w｣








界人くんにこれからも色々話さなきゃいけないことが増えたなぁ、くだらない話も沢山したいし。


そんなことを考えてる私はきっと頬の肉が上に上がっていたことは言うまでもないだろう。

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