秘密。【石川界人 完結】

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貴方side




石川｢なんか怒ってる？｣


『うん。』


石川｢え、ごめん。｣


『何に怒ってるか分かってないくせに』


石川｢ゲームずっとしてたこと？｣


『それは別にいいよ。』


石川｢ごめん、わかんない。｣







なんか私嫌な女だ。
こんなことが言いたいわけじゃないのに、ただ私の方を見て欲しいだけなのに、








『ご飯、もっと早く食べてよ。』


石川｢…ごめん、でも、｣


『でも、、じゃなくて百歩譲って1時間半食べないのはいいよ。でも火通ってる？って発言はどうなの？

私は界人くんのためにせっかく作った料理をなんでそんなこと言われなきゃいけないの。』


石川｢ほんとにごめん。｣


『今日は帰るね。』











あまりにも自分の性格の歪み具合に嫌になる、
界人くんにもプライベートはあるのに私はこんなこと言っちゃった。


はぁ、なんで私素直になれないんだろう、
少しかまって欲しいって言ったらいいだけなのに。

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