ホンジスの双子の妹です。 (ページ10)

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それが普通、なのかな？

私達喧嘩らしき喧嘩なんてした事ないから分かんないや。

しかもキムミンギュタメ口になってる

アメリカ育ちでそういうの気にしないから全然いいんだけど。

その時

prrrrrr…prrrrrr

ミンギュ
「あれ、ジスヒョンだ！」

嬉しそうに私のスマホを見る

やばい、時間忘れてたけど結構経ってる

ミンギュ
「出ないの？」

なら僕が出るよ！って私のスマホを奪い取ろうとするから、それは阻止した。

キムミンギュほんとに予測不可能、、！

「ヨボセヨ～」

いつも通りを装って電話に出ると、生まれてから聞いたことのないような低い声が聞こえた。

「え…ジス？」

ジス
「どこ行ってるの？外…？」

「もう帰って来たんだね、ちょっとコンビニに買い物しに来てただけだから…今から帰るね。」

ジスの返事を聞くのが怖くて言い逃げして
通話終了ボタンを押した。

ジス、怒ってたのかな
機嫌悪かった……あんなジスは初めてだ。

ミンギュ
「怒られたの？ごめん俺のせいで！めっちゃ時間の事忘れてた。」

捨てられた子犬の様にその大きい体を最大限に縮こませてるから少し面白い

シュン…って効果音が聞こえそう

「ううん、大丈夫だよ！またね、キムミンギュ。」

ミンギュ
「ええ、キムミンギュって！笑
ミンギュでいいよ！フルネームだと他人みたいだし。」

今日初めて会った他人です。

と心の中でツッコミはしたものの
そんな意地悪を言うとまたシュンってしそうだから口に出すのはやめといた。

「わかった、お菓子ありがとうね。」

そう言うと、またね！気を付けて帰って！と
ニコニコ笑顔で手を振り反対方向に歩いて行った。

家まで近いから、
鍵を取り出そうとポケットに手を入れると
小さな紙が入っていた。

“ ミンギュカカオトークID 〇〇〇〇〇〇
いつでも連絡待ってます！”

乱雑な字でそう書かれていた。
いつ書いたのやら……

ちゃっかりしてるな…ほんと。

油断できない人だ。

家に着いたら鍵が開いていて吃驚した。

用心深いジスはいつも閉めているのに。

「ただいま～！」

リビングに入るとジスはソファに座って本を読んでいて、本をパタンッと閉じて机に置くとスタスタと歩いて来た。

ジス
「心配したじゃん、ほんとに。
夜遅くに1人で出歩いちゃダメってあれほど言ってたのに…」

はぁ～と大きな溜め息をついて
眉を下げて安心した様に笑うジス