ホンジスの双子の妹です。 (ページ41)

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「ジス早くしてよー、遅れちゃう」

ジス
「待って…ってちょっと、スカート短い下げて」

「え、いいじゃんこのくらい普通だよ。」

ジス
「僕以外に見せる必要ないでしょ？」

なんて大学入学式の朝から独占欲丸出しにしてくるジス

「ジスと一緒にまた登校できるなんて」

ジス
「ほんとびっくりだよ」

ジスと同じ大学に行きたくて高校3年生で猛勉強した甲斐があった

今度こそ、ジスと離れたくない

ジスは見張っとかないと多分女の子がひっつき虫のように離れないから

兄であり彼氏でもあるジスとは

あれから喧嘩もなくうまくいっている

両親には伝えてないし

周りの数人しか知らないけど、外ではただ仲のいい双子の兄妹に戻っただけだ

スーツをビシッと着ているジスは相変わらずカッコいい

高校生の時とは違って更に大人っぽくもなった

髪も少しだけ伸びて背も高くなった

そして

「よぉ～、朝から会うとはな」

「ジョンハン！おはよ！」

ジョンハンも、同じ大学なのだ

これは本当に偶然なの

ジョンハンが学びたかった学部が有名な大学で、
私達が受けるとは知らなかったらしい

私もジョンハンが受けるなんて知らなかった

というか、お互いこの大学に受かるほどの成績ではなかった為まず受けないだろうと思っていた

だからお互い進学先が決まって言い合った時はびっくりしたんだよね。

ジス
「おはよう、ジョンハン君」

ジョンハン
「ああ…おはよ、同い年なんだし君とかいらね～」

ジス
「ふふ、ありがとう」

ジョンハンは一年前、もう私の事は吹っ切れたと言ってきた

毎日機嫌の良い私を見て

ジスには敵わないと急に気持ちが冷めたらしい

友達として以前と変わらず仲はいいのだけど。

そんなジョンハンは大学進学とともに髪を染めたらしく、春風になびく金髪がこれまた似合う

ジョンハン
「なんかリオスカート短くね？」

ジョンハンがスカートを凝視してそう言う

ジス
「やっぱりそうだよね、もう少し下げてって言ったのに」

なんでそこ2人が意気投合してるの。

過保護な兄が2人に増えたみたいだよ

みんな学部は違うけど、2人とこれから大学生活が送れるのだと思うと楽しみで仕方がない