ホンジスの双子の妹です。 (ページ25)

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私達の誕生日の前日

ジスと映画を見ていた

ジスが借りてきたから一緒に見ようって

でも取り出したのは私が1番苦手なホラー映画で、
昔みたいにジスにぴったりひっついて見る

「きゃあああ！！！」

突然の怖いシーンに叫ぶと

横でジスがケラケラ笑う

ジス
「怖がりすぎだよ笑」

リオはまだまだ子供だね～なんて言うからムッとしてつい言い返してしまった

「そりゃ見た目もお姉さん系じゃないし、態度も子供っぽいし？ジスの周りにいる綺麗な方達とは大違いですー。」

前髪だってあるし

目は切れ長じゃなく丸っぽいし

身長だって高くない

ジスは笑いながら私のほっぺをつまんだ

ジス
「ははっ、なんて顔してるの？リオは可愛いから気にしなくていいの。それに僕がいつ綺麗系が好きって言った？
リオ以上に可愛い子にはまだ出会ってないよ」

僕が言うんだから安心して、って言うジス

さらっとそんな台詞を言うジスはやっぱりすごい

「ジスは褒めるのが得意だね。でもそう言うならこれからもこのままでいよっと」

ホラー映画はいつの間にか見なくなって
結局2人で話し込んでいると

prrrrr…prrrrr…

私のスマホが音を立てた

“ ジョンハン ”って表示を見て

ちょっと待っててとジスに伝えて自分の部屋に行った

「ヨボセヨ～ジョンハン？どうしたの？」

ジョンハン
「いや、明日の集合場所どうするか決めてなかったなって思って。」

ジョンハンの声は電話のせいなのか
少し明るく聞こえた

冬休みでジョンハンに会うのも話すのも久しぶりだから少しだけ緊張する

そういえば服も決まってないし早く用意しないと

「〇〇駅の改札口にする？お互いの家から1番近いし」

少女漫画なら待ち合わせ場所は
公園の噴水前とかなのだろうけど

現実は違う

ジョンハン
「おっけ、ごめんそれだけで電話して。」

「ジョンハンが謝るなんて珍しい(笑)
明日は大雪警報でるんじゃない？」

そう言うと電話越しに怒られたけど
その声もどこか優しくて

やっぱりジョンハンと話すのは楽しいなって思った

「じゃあまた明日、楽しみにし…」

ドアを開けてリビングのほうに向かおうとすると

ジスが立っていた

さっきと違って険しい顔だし

どこか怒ってるようにも見える

ジョンハン
「おーい、どうした？」

スマホからジョンハンの声が聞こえた瞬間

___________ブチッ