ホンジスの双子の妹です。 (ページ19)

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それから少し経ち

緑の葉が落ち、紅葉が綺麗な季節になった

私とジスは前より少し距離感がある

というより、ジス離れできるように

私が距離をとっている

髪も自分で乾かして、ジスに朝起こしてもらうのもやめた

ジスはもう私のものじゃないから

私も、縛っちゃいけない

ジョンハン
「お待たせ」

「おはよう！」

ジョンハン
「おはよ、行こ？」

あれからジョンハンとは更に仲良くなった

相変わらず気を使ってくれてジスの話はしてこないけど

それが丁度心地よかった

今日はジョンハンに誘われてショッピングに来た

なんでも妹の誕生日プレゼントを買うから付き合ってほしいと言われて

私服のジョンハンは制服よりかっこよく見えて

なんだか住む世界が違う人みたいだなーっていつも思う

ショッピングモールは土曜日だからか人混みで
何回も人にぶつかってしまう

ジョンハン
「ほら、早く」

差し出された手に恐る恐るそっと手を乗せると、ギュッと握って引っ張られた

妹さんがアクセサリーが欲しいと言っていたらしく、何がいいか一緒に選んで欲しいって

そんな重要なこと、私の意見取り入れちゃってもいいの？って少し不安になるけど

ジョンハンにはいつもお世話になってるから

そう思って一緒にネックレスを選んだ

「これ、凄く可愛いね」

目に留まったのはシルバーのネックレス

少し高くて私は手が出せないけど、
主張しない小さな輝くハートから目がはなせなかった

ジョンハン
「リオが好きそう」

「うん、憧れだなあこういうの付けるの。
……って私の話はいらないね。

早く妹さんの探そ！」

何も言わないジョンハンを連れて、
今若い女の子に人気のコーナーに行った

キラキラしてるゴールドのネックレスがいいんじゃないかって2人で相談して決めた

ジョンハン
「会計長くなるかもしれないし、先にあそこで休んでて」

そう言って指差すのは休憩所で、

私は足も疲れていたから素直にそこに向かった

そういえばジスとも毎年プレゼント交換してたなぁ

もう少しで誕生日だけど、
今年は何も考えてないや

きっと、今年の誕生日は家で1人で過ごす事になりそうだし。

スマホアプリでカレンダーを見ながらそんな事を考えているとジョンハンが戻ってきた

あれ、そういえば私ジョンハンの誕生日知らない…

ジョンハン
「今日はありがとな、おかげでいいの買えたわ」