ホンジスの双子の妹です。 (ページ16)

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目を覚ますとジョンハンはベッドにもたれかかって寝ていて、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

少し落ち着いたし、

時計に目をやるともう下校時間になっていたからジョンハンを揺すり起こす

ジョンハン
「ん…、もうこんな時間か…体調は？」

「大丈夫、ありがとう。」

ジョンハン
「うわ、素直にありがとうなんて言えるんだ」

「ほんとに失礼。ジョンハンよりは素直です」

そう言うと、言い返す元気も出て良かった～なんて言うから、ジョンハンの優しさが身に染みる

2人でいつもの駅まで歩く途中も

ジョンハンは何があったのか聞いてこなかった

「聞かないの？なんで泣いてたか」

ジョンハンはオレンジ色に染まる空を見上げて

ジョンハン
「うん、話したくなったら話して。」

こういうところが、さりげない優しさがモテる要素のひとつなんだろう。

いつもは学校の最寄駅でバイバイをするのだけど、

私の駅が2つ先だと知ってたジョンハンは、
そのくらいなら送らせて

と言ってきかなかった。

最後まで気にかけて貰って申し訳ない反面
ジスの事で沈んでいたから、少し救われた

どうしても1人だと色々考えちゃうから

ありがたかった。

私の最寄駅に着くと、今度は送ると言って
一緒に降りてきてしまった。

ジョンハンは意外と心配性なんだな～

ジョンハン
「あっ、この映画見たかったんだよね。」

駅内に大きく貼られているポスターを見てジョンハンが喜んでいる

それは私もずっと楽しみにしていた映画で

「私も！この映画絶対面白いよね」

ジョンハン
「じゃ、一緒に行こ」

「えっ…？」

突然の誘いにポカンとしていると

ジョンハン
「何、俺とは行きたくねぇって？」

眉間にわざとらしく皺を寄せる

圧がすごいんだけど(笑)

「そんな事ないよ、びっくりしただけ。行こ！」

そう言うとジョンハンは満足そうに笑っていた。

楽しみだなぁなんて言って2人で日程を合わせていると、前から歩いてくる2人に目が釘付けになった

「あっ………」

ジョンハンは私の見る方向を見てやっと気付いたようだ。

ジスだって

ジスの隣には凄く大人っぽい子

スタイルも良くて、前髪のない綺麗系女子

私とは間反対の…

手を繋いでいる2人を見て、初めて実感が湧いた

ああ、あの子がジスの彼女なんだ

そりゃあんな可愛ければジスも好きになっちゃうよ