ジョンハンの彼女には秘密があります

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その後もseventeenのみなさんが話してくれて、
話に困る事もなくラスト2人になった


ソユンはミンギュさんと話しながら泣いていて
泣かないで〜って頭ポンポンされて卒倒していた




目の前に現れたのはキュルキュルな大きい目の方



「こんにちは！」


「こんにちは〜」


「今日は来てくれてありがとうございます」



甘い落ち着いた声でそう言ってニコッと微笑む

ジョシュアさん、だったと思う

画像で覚えていた時1番私のタイプだと思った人だった



「あ、」



そう言うとスッと手を伸ばし
私の左耳のイヤリングに触れた



いきなりの事で吃驚して固まってしまう



「ごめん、落ちかけだったから」



そう言ってニコッと笑うジョシュアさん

なんだ…直してくれたのか…

なんて紳士なのだろう



その口角がキュッとあがる笑顔に可愛いなぁなんて


アイドルに興味のなかった私が
こんな感情を持つなんて思わなかった


きっと今度からseventeenをテレビで見たらジョシュアさんの事を応援するんだろうな〜

なんて考えながらサインしてくれるのを見ていた







隣から視線がぶつけられているのにも気付かず________






「じゃあまたね！」


「はい、ありがとうございます！」






ジョシュアさんとの時間が終わって

最後の1人の前に座る






「…………」


「…………」






その人はじっと私の目を見て話さない


吸い込まれそうな綺麗な目に整った顔立ちで
短髪がよく似合う


ジョンハンさん




「あっ、あの…初めまして」



無言の空間が気まずくて声を出すと
ハッと我に返ったように笑顔を作るジョンハンさん



「初めまして、、今日はありがとうございます」

「遠いところから来たの？」


「いえ、この近くなので全然遠くないです！」


「そうなんだ！お名前は？
よかったらサインと一緒に書くよ〜」




サインをすらすら書きながら
笑顔で喋ってくれる

最初の無言の時間は一体何だったのだろうと思う程





「リオ、っていいます」




そう言った瞬間、ジョンハンさんは
顔を上げては〜っと溜息混じりに笑いながら片手で髪をくしゃっとさせた



「まさか…」



「あの、、？」



どこかでお会いした事ありましたっけ？と
口にしようとした瞬間

時間になり警備の人に立つよう促された



またねと眉を下げて笑う天使のような彼



何故か私はその笑顔と声を知っている気がした

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