blood‐smeared love 【ヨコヒナ】 (ページ26) - 小説

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＊ページ26

最初はわざわざ叔父さんが人工血液を持ってきてくれてた

5年経ち館の広さにも少し変わった生活も慣れてきた頃

1人の人間が来た

ひどく寒い雪の日

ドアを開けると

肩にも頭にも雪が積もり

大事そうに背負っている物にも雪がかかっていた

そいつは小さな声でボソリとつぶやいた

「中に…入れていただけませんか…」

まだ全然人の心が残っていた俺は

快く受け入れた

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作者名：赤橙∞ | 作成日時：2015年12月1日 0時