blood‐smeared love 【ヨコヒナ】 (ページ18)

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マルside ページ18

彼が館に来て3週間目に入ろうとしていたある日

未だに殺す気配のないゆうちんをある部屋に連れて問い詰めた

マ「ゆうちん！また一週間経ったで、どうすんの！」

ヨ「やからもうちょっとって…」

マ「ゆうちん……好きになったんとちゃうよな？

彼のこと」

お願いやからちゃうって言って

ヨ「ああ、そうや俺はあいつが好きや

やからどうした？吸血鬼と人間は恋したらあかんの？」

なんで？なんで僕じゃあかんの

マ「記憶喪失で得体もしれへん男をやで？久しぶりの人間やから興奮してもうたんとちゃうの？」

ヨ「そんなんちゃう、俺はもうあいつを殺されへん」

マ「吸血鬼と人間が恋できるわけないやん！」

ヨ「……マルならわかってくれると思っとったのに」

好きやから

ずっとずっと好きやからやで、ゆうちん

マ「ゆうちんが殺せへんのやったら、僕が追い出す」

ヨ「なに言うて…」

マ「これ以上ゆうちんの側に置いておけへん！」

ヨ「…どないしたらええ、」

マ「…………抱いて」

最低なやつでごめんな