【d!】スクールカースト【zm】 (ページ3)

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you side

やはりこのクラスはおかしい。いや、もしかしたら学校全体かもしれないが。

「はぁーいみんなおはよーさん。そんで今日の昼飯代を収集しまーす！それと昨日伝えたけどカラオケ代もな。」

並んで並んで〜と声をかけクラスの皆、正確に言うと一部を除いたクラスメイトたちから自分たちのお昼ご飯代と放課後に行くカラオケ代を収集している彼はロボロ。

あの面のしたはとても綺麗な桃色の瞳、らしい。

私はまだ見たことがない。ゾムたちが言っていたのだ。

そんなことよりも人からお金を巻き上げられる倫理観が欠如した人間がロボロを含め数人いることがおかしいのだ。

そしてそれを当たり前のように受け入れる生徒がいるのもおかしい。

だが、私は何も言えない。

言ったら捨てられる。

みんなに、、

ゾムに、、、。

zm「人の金で行くカラオケ楽しみやな、A」

急に呼ばれた名前に体が反応し、気づけば「そうだね」と口走っていた。

全然そんなこと無いのにね。

「あ、の、、今月厳しくて渡せないです」

消え入りそうな声でロボロに話しかける男子生徒。

rbr「あ''？？？」
「何言っとるかわかっとんのか、自分はよお」

ひぇぇと情けない声を出す男子生徒に追い打ちをかけるようにロボロは言う。

rbr「みんなゴメンネ〜予定変更。みんな今日の放課後はこいつと遊ぼーぜ」
「旧教室の空き部屋で。今日は特別に観客いても良い日にしよう！みたいやつは見に来いよ」

男子生徒は絶対来いよと圧をかけられている。

ああ、可哀想に。

zm「ちぇーカラオケ無しかいな。でもまあヒトと遊ぶのはたのしいしいっか！！な！」

と私に向かって言ってくる。

ヒトと遊ぶ、、、、かあ。

たのしくないよ、とは言えないからYESを返すしかないのだが。

ロボロは男子生徒を足でゲシゲシと蹴りながら言った。

rbr「なーにそこで座り込んどんの？はよ席戻れや。ホームルーム始まるで」

こいつに人の心はないんか。