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我が家と辻家は両方玄関の先にちょっと洒落た柵の門があるタイプの家で本来ならそれを一度出てから相手の家の門を通らなければいけないのだが、お互い訪問頻度が高すぎるので家を祖父母から貰い受けリフォームする際に玄関を出てすぐ横に辻家への直通通路を作ってしまったのだ。
まあそんなものはあるけれど私や兄は軽い用事の時ならお互いの幼馴染の部屋が目の前なので窓から行き来することの方が多かったりするのはここだけの話。

そんな訳で玄関を出て3歩歩けば辻家の玄関に到着する。

いつも通りピンポンとかも何もなく扉を開ける

「こんちゃー」

一声かけるとリビングの方からパタパタと足音が聞こえてくる

「あらAちゃん、いらっしゃい」

この人が辻家の三兄弟の母だ。雰囲気は新之助に少し似ていてクールビューティーだが結構ほわほわしているタイプの人だ。まあ、笑顔で怒る様はうちの肝っ玉が座っているタイプの母よりも怖いのは流石三兄弟の母親だと言わざるおえない。

「これいつものさくらんぼ」
「あぁ!ありがとうね。あ、もうすぐ新ちゃん帰ってくるから今日はうちでご飯食べる?」
「あーちょっと待って、母さんに聞いてみる〜」

ポケットからケータイを取り出し母に電話をかける

「あ、もしもし?ご飯もう作ってる?…まだ?じゃあ今日はこっちで食べる。うん、わかったじゃーね」

我が家はまだご飯の準備をしていないことを伝えるとお母さんは嬉々とキッチンへ行き私の分のご飯も用意し始めた。
私は靴を脱ぎいつものようにリビングへ転がり込む。すると辻家の三男坊がテレビゲームをしていた。

「あ、お姉」
「よっ、奏平。この前の続きやる?」
「いいよ」

奏平は中学一年生で三男坊で末っ子なせいで少し小生意気だが結構甘えたなところもあるので可愛いくてみんな甘やかしがちなのだ。
テレビの横に並んでいる私用のコントローラーをとり奏平の隣に座る。

「今日は勝った方が一番風呂な」
「今日は負ける気がしないね」
「この前もそう言って私にボコボコにされてたじゃん」
「この前の僕とは違うんだよ」

この前もそんな事言ってたよな〜なんて思いながらスタートボタンを押す。

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設定タグ:辻新之助 , ワールドトリガー   
作品ジャンル:恋愛
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雪見大福(プロフ) - 続編?があると期待して待ってます!これからも無理せず頑張ってください! (2023年3月18日 20時) (レス) @page35 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
- 多々出てくる「ああゆう」「そうゆう」ですが、正しくは「ああ言う」「そう言う」です。前者は文語体ですので誤りです。 (2022年12月26日 20時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
いち - 続きが楽しみです!更新待ってます!! (2022年6月5日 11時) (レス) id: 86e64ecd67 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 第二幕(?)楽しみにしてます♥ (2022年5月22日 19時) (レス) @page35 id: 9d6ac1eb8d (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - 第1幕!?続きがあると期待していいですか!? (2022年3月25日 22時) (レス) @page35 id: 9a2ffdd6e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MW(ミウィ) | 作成日時:2022年2月27日 15時

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