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栞ちゃんは部屋を用意してくれて、レイジさんは私の分のご飯も用意してくれた。
「みんなありがとぅ…」
レイジさんが作ってくれた肉じゃがを食べている間に少し落ち着いた。
先程までは新ちゃんにバレたというショックでパニック状態になっていたが落ち着いてきたらふつふつと怒りが湧いてきた。
「A大丈夫？」
「うん、結構落ち着いた」
「バレたって言ってたけど辻くんになんて言われたの？」
晩御飯を食べ終え栞ちゃんがお茶を出してくれる。
「…なんで俺の言う事聞かないんだよって言われて頭きて飛び出してきた」
「へー…辻ちゃんそんな事言うのね」
「今思い出してもムカつくな…何様だよ、新之助のくせに…顔がいいだけの対女コミュ症のくせに…そもそも新ちゃんが入らなきゃ私だって入ろうなんて思わないっつーの、結局は新ちゃんのせいだもん…なんであんなに怒るんだよ…」
「Aちゃんは辻くんがボーダーに入ったから入ろうって思ったの？」
「…うん、新之助がボーダーに入ったから入ったと言うか…入らざるおえなかったと言うか…自分を守るために仕方なくって言うか…」
「自分を守るため？」
「ほら、Aにはサイドエフェクトがあるじゃ無い」
「あぁ…」
そう私にはサイドエフェクトがある。名前は感情視覚化なんてものだが人の心が見えるわけでは無い。人の感情がオーラのような磁気のような形で体の周りに漂っていて、その時の気持ちなどによって色や形が違うのだ。そしてサイドエフェクトがあると言うことはトリオン量が多いということだ。トリオンが多いということは近界民に狙われやすいということだ。そのせいで昔から何度か近界民に襲われかけた事がある。
「でもだったら辻くんはAちゃんのためにボーダーに入ったんじゃ無いかな」
「わかってるよ」
そう、わかってる。わかっているのだ。
新ちゃんがボーダーに入ったのは私のためだって。知っているのだ。
でも新ちゃんはバカだ。六頴館に行けるくらい頭がいいのにバカなのだ。
「ボーダー隊員になった新ちゃんが守るのは私じゃない。ボーダー隊員の新ちゃんは街の人や仲間を守らなきゃいけなくなるでしょ…もういつでも私と一緒に居てくれた新ちゃんじゃないの…もう新ちゃんは私が危ない時に真っ先に駆けつけてはくれないの…だから私は自分で自分を守れるようにならなきゃいけなかったの…新ちゃんの守らなきゃいけないもが増えたから…」
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雪見大福(プロフ) - 続編？があると期待して待ってます!これからも無理せず頑張ってください！ (2023年3月18日 20時) (
レス) @page35 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
白 - 多々出てくる「ああゆう」「そうゆう」ですが、正しくは「ああ言う」「そう言う」です。前者は文語体ですので誤りです。 (2022年12月26日 20時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
いち - 続きが楽しみです！更新待ってます!! (2022年6月5日 11時) (レス) id: 86e64ecd67 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 第二幕(？)楽しみにしてます♥ (2022年5月22日 19時) (レス) @page35 id: 9d6ac1eb8d (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - 第1幕！？続きがあると期待していいですか！？ (2022年3月25日 22時) (レス) @page35 id: 9a2ffdd6e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MW(ミウィ) | 作成日時：2022年2月27日 15時
