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日に日に気温が上がってきている初夏のある日私はとある用事で冷房が程よく効いたボーダー本部の廊下を歩いていた。
目的地のラウンジまで人気のない廊下を早足に歩き曲がり角を曲がった瞬間だった。
「A……？」
背後からとてもよく聞きなれた、今一番聞きたくなかった声が聞こえて動きが止まる。
「新之助…」
「なんでAがここにいるんだよ」
「ちょっと知り合いの忘れ物を届けに来たんだよ」
「知り合いって…？…それに部外者のAがなんで「綾立先輩」
新之助に問い詰められそうになっていた所にちょうど目的の人物が声をかけてきた。
「とりまる！ちょうど良かった。はい、これ」
「わざわざすみません」
「いいよいいよ。丁度補修で学校に残ってただけだし、他に頼める人いなかったんでしょ？」
「はい、みんな帰っちゃってて。本当に助かりました。」
スクールバックから頼まれていた物が入ったファイルを取り出してとりまるに渡す。
「これで大丈夫だよね？」
「はい、本当にありがとうございます」
「いえいえ、お礼に今度なんか美味しいもの食べさしてよ」
「わかりました。今度なんか用意しますね。」
とりまるはこの後用事があるらしく足早に私と私の後ろに突っ立っていた辻新之助に軽くお辞儀をして去っていった。
「A」
「……なんだよ」
「烏丸くんと仲良いの？」
いやそこかい
「まあ、学校の後輩ってくらいだけど」
「なんで玉狛の烏丸くんの忘れ物を本部まで…しかもAに頼んでるんだよ。ボーダーの人に頼めばいいだろ」
新之助はどこかすねたような口ぶりだった
「さっきの話きいてなかったのか？もうみんな帰ってて補修で残ってるあたししかいなかったんだよ。こっちにいるのはなんかあれこっちで出さなきゃいけない書類らしいぞ、よくは知らんけど」
「……そう」
「じゃあ部外者のあたしはとっとと帰りますよ〜。辻クンはお勤め頑張ってくださーい」
茶化すようにして私は新之助が何か言いたそうなのを無視して出口へと足を向けた。
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雪見大福(プロフ) - 続編？があると期待して待ってます!これからも無理せず頑張ってください！ (2023年3月18日 20時) (
レス) @page35 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
白 - 多々出てくる「ああゆう」「そうゆう」ですが、正しくは「ああ言う」「そう言う」です。前者は文語体ですので誤りです。 (2022年12月26日 20時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
いち - 続きが楽しみです！更新待ってます!! (2022年6月5日 11時) (レス) id: 86e64ecd67 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 第二幕(？)楽しみにしてます♥ (2022年5月22日 19時) (レス) @page35 id: 9d6ac1eb8d (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - 第1幕！？続きがあると期待していいですか！？ (2022年3月25日 22時) (レス) @page35 id: 9a2ffdd6e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MW(ミウィ) | 作成日時：2022年2月27日 15時
