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手越side
「えっと、あのっ……」
「ええやん。あいつも楽しんでるんやろ？」
「俺……そんなつもりじゃ」
「部屋までついて来といて？」
上から俺を見下ろすきれいな顔
「りょう、くん……」
唇を塞がれて手が服の中に入ってくる
「あっ、やだ……やめて！」
「やめへん」
身体を撫でるいつもと違う手の感覚
罪悪感と恐怖が一気に押し寄せてくる
こわい
「…タカ……たすけ…、」
無意識にタカの名前を呼んだ俺に
「あいつの名前なんか呼ぶなや」
亮くんはそう言うと、また唇を塞いだ
タカのことを相談したくて
久しぶりに亮くんに連絡をした
俺の話を“うんうん”って聞いてくれて
ああ、昔と変わらないって懐かしい気持ちになって
すっかり安心してた
こんなことになるなんて思ってもみなくて
自分で招いたこと
油断してた俺が悪い
だけど
だけど……
タカ…たすけて
タカは…亮くんとそうなっても
もうなんとも思わないかな
俺のことなんてどうでもいいかな
あんな嬉しそうな顔して電話する相手がいるんだもん
悲しくて切なくて涙が溢れ出る
亮くんは至るところに紅い跡をつけて行く
「お願い……やだ…やめて…」
心に絶望が広がっていくと同時に
強い痛みと違和感が身体を駆け巡った
「痛っ…お願い、やめて！痛い……」
「すぐ良くなる。少し我慢しとって」
「…いや……っ！タカ……！タカぁ……」
「……そんに呼んでもあいつ来いひんよ」
そんなのわかってる
でも浮かぶのはタカの顔
お願い
助けに来て
怖い
タカのときとは全然違う
痛くて苦しくて
良くなんてならない
タカ……
こんな風にされてる俺のこと
嫌いにならないで
おれ、タカじゃなきゃダメなんだ
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りお(プロフ) - ○○さん» 温かいコメントありがとうございます(^^)。楽しんでいただけて嬉しいです。拙い物語ではありますが、これからもよろしくお願いいたします(^^)。本当にありがとうございました。 (2019年4月14日 22時) (
レス) id: 39ae58946e (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 咲凜さん» 初めまして。温かいコメントありがとうございます(^^)。とても嬉しかったです！励みになります(^^)。またよかったら覗いてやってください。本当にありがとうございました(^^)。 (2019年4月14日 22時) (レス) id: 39ae58946e (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - 完結お疲れ様でした！めっちゃおもしろかったです！りおさんの作品は心理描写が上手で引き込まれてしまいます。続編、新作。楽しみにしています(^^) (2019年4月14日 21時) (レス) id: e95240eb5e (このIDを非表示/違反報告)
咲凜(プロフ) - 初めまして、【あいにだかれて】とても面白かったです！手越さんの心情描写がリアルで読んでてすごくド キドキしました！これからも小説頑張って下さい！ (2019年4月14日 20時) (レス) id: 05def6a066 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りお | 作成日時：2019年4月4日 20時
