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手越side
『てごし、おいで』
タカが呼んでる
行かなきゃ……
でも身体が重くて動かない
おれ、ここにいるよ？
そっち行きたいけど
起き上がれないんだよ
『てごしー？いないの？』
ここにいるってば
なんで気付いてくれないの？
「……っ！」
え……あ、夢……？
心臓がドクドクしてる
隣で寝ていたはずのタカがいない
どこ行ったの…？
音を立てないようにリビングへ続く廊下を歩く
どうしてそう思ったのかは分からない
だけど、気付かれちゃいけないと思った
『あー、うん。ふふっ、わかってるよ。
うん……。じゃ、また』
だれと電話してるの？
俺の知らない顔で
俺の知らない声で
あんな風に笑うタカ見たことない
堪らずリビングのドアを開ける
少し驚いた表情で俺を見るのはなんで？
「……起きたの？」
「誰と電話してたの？」
「ん？あー……中丸くん」
「……そっか」
そんなの嘘
心が警鐘を鳴らしてる
でも何も聞けない
聞いてしまったら全てが終わりそうだから
「起こしちゃってごめんね。ベッド行こ？」
タカは、何もなかったかのように俺を促す
ねぇ、タカ
あなたの中には、誰がいるの？
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りお(プロフ) - ○○さん» 温かいコメントありがとうございます(^^)。楽しんでいただけて嬉しいです。拙い物語ではありますが、これからもよろしくお願いいたします(^^)。本当にありがとうございました。 (2019年4月14日 22時) (
レス) id: 39ae58946e (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 咲凜さん» 初めまして。温かいコメントありがとうございます(^^)。とても嬉しかったです！励みになります(^^)。またよかったら覗いてやってください。本当にありがとうございました(^^)。 (2019年4月14日 22時) (レス) id: 39ae58946e (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - 完結お疲れ様でした！めっちゃおもしろかったです！りおさんの作品は心理描写が上手で引き込まれてしまいます。続編、新作。楽しみにしています(^^) (2019年4月14日 21時) (レス) id: e95240eb5e (このIDを非表示/違反報告)
咲凜(プロフ) - 初めまして、【あいにだかれて】とても面白かったです！手越さんの心情描写がリアルで読んでてすごくド キドキしました！これからも小説頑張って下さい！ (2019年4月14日 20時) (レス) id: 05def6a066 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りお | 作成日時：2019年4月4日 20時
