お日様みたいな人２【ＴＨ】完 (ページ12)

今日:4 hit、昨日:39 hit、合計:106,608 hit

６２ＪＫページ12

RM「テヒョンにそのまま伝えてもいいんだが、今の状況を使ってAさんの情報を聞き出して来てほしい。」

「情報って・・？」

RM「彼氏がいるかとか、いつ出勤してるのかとか」

「え、俺がですか！？ヒョン、俺人見知りなの知ってますよね・・？」

RM「知ってるけど、今話せてただろ？そのままの流れで上手い事やってくれ。」

「そんな、」

RM「出来るだけで良いから、な？」

「・・・聞き出せなくても知らないですよ！怒らないで下さいね！！」

電話を切ってから画面を睨み、溜め息をつく

「はぁ・・・まじか。」

ポケットに携帯を入れ、Aさんの方へ重い足を動かす

「すみません、遅くなって。」

「いえ大丈夫ですよ。」

「えっと・・オススメってどれでしたっけ？」

「こちらのシリーズです、このポーチとかだとペンケースや小物入れなんかにも使えて学生さんに人気ですね」

「そうなんですね・・。い、妹の好みが分からないので店員さんに任せます」

「んー・・そうですね、でしたら無難にポーチと手鏡とか・・」

そう言って色々案を出してくれて真剣に悩んでいるAさんを横目に
本題をどう切り出していいか悩んでいた

「では、こちらラッピングさせてもらいますね。」

気付けば会計に進んでいて、何も聞きだせず終わろうとしていた時

「妹さんが気に入って頂けなかった場合返品も受けてますのでいつでも来て下さいね」

(！！)

「分かりました。俺女の人用の店入りづらいし・・出来ればまた店員さんにお願いしたいんですけど・・いつ出勤してますか？」

チャンスと思いそう伝えてみると

「あ、そうですよね・・私基本的にほぼ毎日居ますよ！いつでもご来店ください！」

ニコッと笑顔で答えてもらえ、不審に思われず情報を聞き出すことに成功

(１つだけでも聞き出せて良かった・・)

ホッと胸をなでおろし帰り道、ヒョンに焼肉をねだりながら事務所へと向かった