仲間を想う ページ30
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A『ｩｯ.........。』
私が目を覚ました時にはもう、既に捕らえられていた。
しかも吊るされて.........。
バ「つまらないねー。ほとんど抵抗なしで捕まらないでよ。」
その声が横から聞こて、その方を思わず見た。
私の隣にはアハトがいて、かなりボロボロになっている。
バ「精一杯頑張って欲しかったなー。あ、君はお目覚めかい?いやー、長かったね。」
ﾎﾟｷｯ
私にもそう言いながら何かを折った。それが何か気がついたのはそう時間はかからず.........
ア「くっ......!!」
アハトの骨を折っているのだとすぐに分かった。
バ「拷 問しても反応薄いしさー.........ねぇ君、何かいい方法ない??」
A『.........どうでしょうね。でも、いくら拷 問しても情報なんてあげませんよ?』
堂々と私はバルボアにそう言った。
バ「ふーん.........反応も薄いし、君って全部諦めちゃってる人でしょ?」
アハトは息をあげている。相当、苦しいのだろう。
でも、アハトが情報を向こうに送ってくれていればこれで任務は終了。
逃げれたら逃げてこい.........そう言われたけど.........
A(この状況じゃ無理っぽいな.........私は行けなくは無いけど、バルボア相手に逃げられるかも分からないし.........アハトも置いて行けない。)
バ「何?考え事かな.........?」
A『いいえ?ただボーッとしてただけよ?』
バ「君、嘘下手だなぁ〜.........。」
よく言われます。⇐
ﾎﾟｷｯ
バ「今、ほっとしたね?」
また骨を折っている音が聞こえる。
折られる度にアハトの小さい悲鳴が聴こえる。
その声を私は聞きたくなかった。苦しい思いをしている声を”もう聞いたくなかった”。
バ「分かった、君は最初から死にたかったんだ。」
笑顔で.........言った。
バ「僕が君達を幸せにしてあげようか?その首輪を外して何不自由ない暮らしをあげるよ。」
二人「『......っ？！』」
バ「ハハッ.......嘘だよ。僕は彼女みたいな女の子は好きだけど、君みたいなのは趣味じゃない。まぁ、そっちの君は自由にしてあげてもいいよ??」
一瞬の期待を裏切られる。その感覚は、崖からつい落とされるような感覚.........。
A『.........誘ってくれてどうもありがとう。でも、仲間を見捨てるくらいなら.......裏切るくらいなら私は、地獄が続いても良いと思ってる。だから、そっちに着く気は無い。』
期待なんてしちゃいけない。
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ぱんだ - すっごく面白いです！こんな作品を作っている作者様に尊敬しかありません！ずっと応援してます！ (2022年9月4日 17時) (
レス) @page22 id: 13de8b8d55 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ - おもしろいです！敵側の小説ってあんまりないから見ててワクワクしました！アハト君…しゅき(( 作者様のペースで更新頑張ってください！！ (2022年8月14日 16時) (レス) id: 4fca5b8289 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ - 続きを待ってます！ (2021年11月18日 16時) (レス) @page3 id: fee9a99fc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yumui x他1人 | 作成日時：2021年9月18日 19時
