ある日、青い監獄に派遣された件について【ブルーロック】【チェンソーマン】

至宝 ページ24

ア「Aちゃん、今日お客様が来るんだけど、私急用入っちゃって案内お願いしてもいい？」

一緒に朝食を取っていたアンリさんに首を傾げる

『お客様？』

ア「うん、日本の至宝って言われてる糸師冴選手なんだけど」

日本の至宝ってすごい呼ばれ方だな

糸師…ってことは糸師凛の身内かな？

もぐもぐとサラダを食べながら耳を傾ける

『わかりました』


愛ちゃんを連れて糸師冴を待つ

黒塗りの車から出てきた顔に納得した

『(すごくそっくり…)』

兄弟って少し憧れる
似てる顔って不思議だから

私もよく愛ちゃんといると間違われるけど、
愛ちゃんが意図的に作った姿だからあまり似てると思えない


冴「お前らか、早く案内しろ」
ぶっきらぼう
性格まで似てるのか

愛ちゃんが少し苛ついてるのが分かる
眉間の皺がすごいから

案内して着いたのは

士道龍聖のいる仕置き部屋

開けると暴言を撒き散らす士道龍聖がいる



冴「お前のエゴが欲しい」

「俺のために暴れろ」

そういい放つ糸師冴

何のことかはわからない、サッカーなんてわからないから

でも


なんだか







面白いことが起ころうとしてるのは確かだ



連れ立つ2人を見て確信する





嗚呼、彼らはきっとブルーロックに立ちはだかる一つの壁なのだ、と




別に勝とうが負けようが構わないけど



















冴「おい、あいつの名前はなんだ」

士「あん？Aちゃんのこと？
Aちゃんは最高のオンナだぜ！」


冴「(いい尻してたな)」









『愛ちゃん、どうしたの？』

愛「誰かが愛のAのこと話してる気がする」



『？ここらへん人いないから気のせいだよ
早くタオル回収しに行こ』


愛「ん」











冴「(連絡先、聞けばよかったな)」
















至宝の思惑に気づくのはまだ先の話

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