好きです ページ2
何時から好きになったの？と聞かれれば私は困ってしまいます
だって、いつの間にかAさんの事を好きになっていたのですから
Aさんは私に好きだと言ってくるような人でも、私だけを特別扱いしてくれる訳でもないのに
Aさんの事がどうしようもなく好きになっていたのです
「Aさん、こっちを向いてください」
と、言えば
Aさんはしっかりと私の方を向いてくれます
頬に手を添えて、そのまま唇にキスを落とす
慣れてないのか、顔を赤くして目を逸らすAさんがとても愛らしくて
「はぁ…Aさんを襲いたい…」
「アダムくん、本音がダダ漏れだよ」
「今だけ言わせてください…Aさんの目の前で、この言葉を漏らさぬように耐えていたのです…」
こんな欲丸出しの発言を真面目にぶつけてしまってはAさんに避けられてしまう
「寧ろアダム君の事を意識してくれると思うよ？」
「意識してるというのは恋愛的な意味ではなく、危険的な意味では？」
「確実にそうだろうね」
「駄目じゃないですか！」
もー…
「それにしても、Aさんは私の好意に気付いてるんでしょうか…？」
「なんで？」
そりゃあもう
「あんなに積極的に行っているのに、私を意識する気配が全く無いですし…」
「あー…なるほど」
きっとAさんは私の行為が紳士がする行いだと思ってるのでしょう
「私は一体どうしたら…？」
「そんなAちゃんを惚れさせるのも醍醐味の一つだよ」
「こんなに片想いが長いと疲れますよ…」
「あ、Aちゃんだ」
「えっ！？」
扉の方に目をやるとドアノブが回り、Aさんが部屋に入ってきた
「Aさん！」
思いっきり立ち上がってAさんの元に駆け寄る
自分でやっておきながらなんだか犬みたいですね
まぁそんな事は気にせず
腰を曲げてAさんをギュッと抱きしめる
こんな風に抱きしめられるのはAさんとソーンだけですから、Aさんが冷気を感じない体質で良かったです
「Aさん」
名前を呼んでみると、Aさんが手を伸ばして私の頭を撫でてくれました
何時も撫でられる側なのですが、撫でられるのも良いですね
「Aさんはどうしてここに？」
なんて質問してみると、私に会う為だと言ったら？と聞いてきたのです
「…！それはとても嬉しいです…！」
そう答えれば少し嬉しそうに微笑むと部屋を出て行った
えっ、何故今Aさんは嬉しそうに笑ったたんですか…？まさか…！？
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リオ(プロフ) - のっきさん» アダム｢是非お楽しみくださいませ｣ (2019年4月16日 16時) (
レス) id: 967c811918 (このIDを非表示/違反報告)
のっき - 新シリーズ…！めちゃくちゃ面白いです！！ (2019年4月14日 18時) (レス) id: c9f0456c30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオ | 作成日時：2019年4月8日 4時
