ヒョンの背中～ Y&C～ (ページ18)

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僕を、放さないで・・・ページ18

すると、少し怯んだヒョンが

「じゃ、とりあえず今日は一緒にシャワー浴びよっか？」

と、優しい目で僕を誘う

「それは無理です

僕とヒョンじゃ、シャワーの温度が違い過ぎます」

「なんだよ～そういう問題？

しょうがないなぁ～

そこは俺が譲るよ、ヒョンだから・・・」

「でも男二人が浴びるには狭すぎます

ヒョン、お先にどうぞ・・・

僕はその後でいいですから」

「え～っ、一緒に浴びたいのに～

じゃ、この次からは一緒にね」

この・・・次・・・？

少し残念そうに僕の髪を優しく撫でながら発したヒョンのその言葉が、照れくさいけど、スゴく嬉しくて涙が出そうになった

泣き顔をヒョンに見られたくなくて僕は

「や、やっぱり僕が先にシャワーもらいます・・・チュッ♪」

と、ヒョンにキスをして、急いでシャツを羽織ってシャワールームへ向かった

身体の関係は二の次でいい・・・

仕事のパートナーとしてだけでなく、ヒョンの人生に欠かせない存在になりたい

ヒョンの一部となって・・・

僕にとってヒョンがそうなように・・・

デビュー前からずっとヒョンの背中を追い続けてきて

やっと少しその背中に触れられるところまで近付けた気がした

一生かけても追いつくことは出来ないかもしれないけど

見失うことなく

ずっとついて行くから・・・・・

その大きな背中に・・・

だから、僕を放さないで

このまま、ずっと・・・