弓織る彼女〈ワンピース〉 (ページ33)

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３２話　決戦ページ33

エースと戦うティーチの居場所を知り、すぐさま船で向かう。

私は雲に弦を極限まで細くしたものをひっかけて、前に進む。

進む早さが違うが、私は島を見つけ、ティーチとエースの決着がついたときに私もたどり着いた。

「間に合った。」

エースの前に私は立つ。

奴らは私を見る。

「てめぇ、トリアン…。どうやってここに来た…。」

ティーチが恨めしい目で見てくる。

「未来を視てここに来た。それと、土産だ。」

私は指を鳴らした。

途端に、私があげたブレスレットが彼の手首を切断した。

彼は痛みで声も出せずに、その場に座り込んだ。

手首から先のないそこを、彼は空虚に見つめる。

「…お前は、あそこで私に手を出したのがいけなかった…。お前のそれは戒め、そしてこれから先忘れることはない…傷跡。それに、私は言ったよ…エースに手を出すなって。」

私は黒い霧を生み出し、エースを守るように円陣を作る。

そして、ティーチに向けて、きつい視線を送る。

「…お前はその忠告を無視した。船に乗っている間知っていただろ、私がエースに執着をしていることを。」

「ああ、もちろん…まるでどこかの信者のような目をしていたぜ。」

「そうだ、私は…彼のことを知っているから。見過ごせないよ、やさしい命を失わせてたまるか。」

ティーチは、自身の能力で水の手を作る。

そして、彼の準備が整って、私と彼は衝突した。

「ぶっ殺してやる！！」

「殺してやる！！」

二人の殺意が激しくぶつかった。