弓織る彼女〈ワンピース〉 (ページ4)

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３話ページ4

私はエースの元へ行った。

彼が不服そうにも見上げ、私は真正面から白ひげを見上げた。

彼は私を見つめあって、何を思ったか、「お前も娘にならねぇか？」と聞いてきた。

聞いていたエースが怒り、「ふざけんなぁあああああ！！！」と叫んだ。

私を守ろうと立ち上がろうとするが、私はエースの身の危険性を案じて、彼の首に手刀を下ろす。下手をして、どこか体の欠損がなければいいが…。

地面に倒れた彼、私はゆっくりとエースの体を上手に背負った。

白ひげは、にやりと笑って、面白そうに見る。

「お前、名前は？」

「…トリアンです、白ひげさん。」

「そうか…それで、どうする？」

白ひげは私に問う。

船長を渡すか、ここで娘になることを決めるか。

答えは二つに一つ。でも。

「私は船長のため、あなたの船には乗りますよ。でも、娘にならない…船長が決めたならそれに従うよ。だから、説得なら船長を通してください。」

私は持ち前の図太さで、白ひげに言い放った。

彼は笑って、私を船に入れた。

顔と姿だけ知っている野郎ばかりが船の甲板にいたが、私は気にせずエースの手当をした。